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2009年11月16日 (月)

読書日記11月16日

「真田幸村」(上)(下)人物文庫。海音寺潮五郎。
 未完の長編小説であり、織田信長が滅んで、信州が上杉、北条、徳川の分け取り地となった頃の真田家を書いている。
 海音寺潮五郎は、後に続きを書くつもりがあったようだが、西郷隆盛を書いているうちに死期が来てしまったのである。
 歴史小説好きで海音寺潮五郎の作品を読まないで何が歴史好きかと思うのだが、この作品も未完ではあるが、海音寺の軽妙な文体と、徹底した調査のもとに描かれている。
 出来得れば、海音寺の描く上田城をめぐる徳川家との攻防、関ヶ原の時の上田城の攻防、大阪の陣における幸村の勇姿を読みたかったと切に思うのである。

「哄う合戦屋」北沢秋、双葉社。
 読売新聞で広告が出ていたので気になって和歌山の人権大会に行った時に和歌山の本屋で購入。
 内容はとてつもなく失望させられるものだった。
 何が描きたいのか分からないし、人物描写も出来ていないし、主人公の夢が唐突過ぎて、「何で?」ということにしかならない。
 これを読んでよかったと言っている人の気がしれない。
 日本人の読書能力が落ちているといわれているので、昨今の作品には読みやすさだけが求められているのかもしれないなどと思ったりしてしまった・・・。海音寺や司馬、津本陽作品を読んでいる人にとっては取るに足りない物語でしかない。

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