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2010年1月 4日 (月)

2009年読書ベスト10

 あくまで私が昨年読んだ本のベスト10ですので、新旧関係なくないまざっております。

1位「天皇陛下の全仕事」講談社現代新書。山本雅人。
 天皇陛下がどれだけの激務をこなしているか、また、昭和天皇とは違った平成天皇の被災地訪問の様子など、本を読んだだけで、天皇制うんぬんではなく、天皇陛下のファンになる。これが昨年の一位。

2位「日本怪魚伝」角川文庫。柴田哲孝。
 これは怪魚をモチーフにした作品集で、無茶苦茶おもしろい。釣り好き、UMA好きなら絶対に一読の価値あり。

3位「竜馬が行く」文春文庫。司馬遼太郎。
 別に福山雅治が龍馬をするからではないが、生涯で一度は司馬の「竜馬が行く」は読まないといけない作品であろう。

4位「火車」新潮文庫。宮部みゆき。
 これも中々読む機会がなかった名作だが、無茶苦茶おもしろい。宮部のストーリーテラーとしての才能はずば抜けている。中途半端な時間に読み出すと夜に寝られなくなるのでご注意。

5位「華岡青州の妻」新潮文庫。有吉佐和子。
 麻酔実験のためにその母と妻に麻酔をかける華岡青州。麻酔のために、妻は失明する。医学の進歩の為に鬼となった青州と、その母、その妻との女どうしの凄絶な争いを描くすばらしい作品である。

6位「楼蘭」新潮文庫。井上靖。
 短編集だが、司馬遼太郎のいうように、盛唐時代の西域好きが日本人の心の中にずんとあり、私も西域好きである。胡弓といわれると、どうにもたまらなくなる。
 西域のいち王国であった楼蘭の悲劇を描いた表題作ほか、井上靖の筆がさえる。

7位「執念谷の物語」新人物文庫。海音寺潮五郎。
 真田昌幸がいかに謀略を使い城を乗っ取ったかを描いた表題作ほか、海音寺の筆が冴える短編集である。海音寺ファンなら買いであろう。

8位「キラー・イン・ザ・レインほか」ハヤカワ文庫。レイモンドチャンドラー。
 チャンドラーの短編集がハヤカワ文庫から新訳で刊行されたが、その短編集すべてを8位としたい。私はすべて旧訳で他から出版されたものを持っているので、その比較をしてみるのもおもしろい。マーロウは文句なしにかっこいい。マーロウにはなれないけれど、少しでもマーロウのようになりたいものである。

9位「薄桜記」新潮文庫。五味康祐。
 忠臣蔵の時代を背景に描かれたフィクションだが、ノンフィクションのようにしか見えないところがすごい。忠臣蔵の話が脇にされて、その裏話的な話がメインストーリーとなっている。おもしろすぎる時代小説である。

10位「宮部みゆき責任編集松本清張傑作短編コレクション(中)」文春文庫。松本清張。
 最近読んだのだが、「書道教授」が秀逸である。松本清張が描く人間心理はやはりすごい。

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コメント

3・4・5・10位は読んだことがあります。面白いですよね!6位は未読ですが井上靖は「おろしや国粋無譚」が大好きです。ブログを読んでいると無性に本が読みたくなります。最近では「貧困大国アメリカⅠ・Ⅱ」がヒットでした。自分でもベスト10を考えてみました。楽しい。
1位 米原万里「オリガ・モリソブナの反語法」
2位 海老沢泰久「美味礼賛」
3位 司馬遼太郎「項羽と劉邦」
4位 立花隆「宇宙からの帰還」
5位 村上春樹「遠い太鼓」
6位 藤原正彦「遥かなるケンブリッジ」
7位 浅田次郎「蒼穹の昴」
8位 山崎豊子「大地の子」
9位 佐藤優「国家の罠」
10位 松本清張「黒革の手帳」

投稿: パンダ | 2010年5月23日 (日) 01時42分

 自分のベスト10とか考えるの結構楽しいでしょ。
 忘れないように、読書用のメモ帳で一言感想を書くようにしています。
 年度末にこれをダーっと見返して、順位をつけています。

投稿: 中 隆志 | 2010年5月24日 (月) 15時12分

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