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2010年5月21日 (金)

読書日記5月21日

「火と汐」文春文庫。松本清張。
 短編集だが、この中では、弁護士を主人公にした「種族同盟」がよかった。無実と信じて被告人の為に弁護する主人公を待ち受けていた悲劇。是非一読を。

「炎の武士」角川文庫。池波正太郎。
 短編集。表題作は長篠の戦いで有名な鳥居強衛門を描いた作品。池波正太郎の独特の世界観がいい。

「酔って候」文春文庫。司馬遼太郎。
 幕末の藩主を主人公にした短編集。豪傑のようでいて、かき回すことしか出来なかった山内容堂。全くの無能のため、配下が倒幕をすることについて何も知らされていなかった島津久光。新しもの好きの伊達宗城。肥前の妖怪といわれた鍋島閑搜。
 いずれの作品も幕末の藩主というものがどういうものだったかを我々に伝える好作品である。

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コメント

ブログひとつ読むのにも、子供に寸断されてましたが、少し手が離れて本も落ち着いて読む時間ができました。

「種族同盟」読みました。大変面白く一気に読みましたが、最後「トラック」というのが、うーん・・ちょっと残念な気がしました・・

ボクササイズのせいか、最近チカラコブができてきたような・・。

投稿: あき | 2010年5月24日 (月) 15時29分

 トリックはイマイチですが、あの弁護士さんは最後何もああならなくて良かったのです。
 弁護士である以上、実際にはやっていても(もちろん本人が自白している場合は難しい問題は出てきますが)、本人が否認し、証拠上無罪であれば、無罪の弁論をすることに問題はないからです。ただ、時代が古いので現在の法則を適用出来るのかは疑問ですが。
 無辜の人を罰しないためには有罪の人間が網の目から漏れることもやむを得ないというのが法の趣旨ですから、検察官が有罪に出来なかった以上、それはそれでよいというところがプロの弁護士からすると突っ込みどころ満載ともいえます。

投稿: 中 隆志 | 2010年5月24日 (月) 16時21分

法律にど素人の私が一番違和感を感じたのは、釈放された被告人がいくら仕事がないからといって、自分の事務所で雇う弁護士さんがみえるのでしょうか?
真犯人に追いつめられたのは、女性関係まで知られてしまったことにもよるのでしょうが、それにしても「刑務所まで。墓場まで・・」って大げさですよね。
小説だからといってしまえばそれまでですが。

投稿: あき | 2010年5月25日 (火) 22時44分

 私だったら絶対雇用しないですね~。一般的にも雇用しないですね。
 いきなりあそこまで殺意を抱くかって話もありますね。
 ただ、最後本当に殺したかどうかが伏せられているのも余韻があっていいかと。
 突っ込み所満載なところもまた面白いかなと。

投稿: 中 隆志 | 2010年5月26日 (水) 12時23分

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