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2010年7月22日 (木)

読書日記7月22日

「塚原卜伝一二番勝負」PHP文庫。津本陽。
 津本陽お得意の剣豪小説。塚原卜伝を主人公に、卜伝の対決を描いている。
 ただし、卜伝が行った19度の決闘というのは詳細が伝わっていない為、全て想像によるものと思われる。私の知る限り史伝はなかったはずである。
 陰流と雌雄を決しようとして、上泉伊勢守信綱と対決して、上泉信綱が負けるくだりがあるが、これも史伝には伝わっていない。
 また、津本陽が描く主人公はどの作品も同じような人物になってしまう嫌いがあり、剣の描写には一日の長があるが、全体としては凡庸な作品にとどまっているといわざるを得ないと思われる。

「呪われた町(上)」「呪われた町(下)」集英社文庫。スティーブン・キング。
 今は絶版になった作品で、古本で入手した。
 小野不由美の大ヒット作品の「屍鬼」がモチーフとした作品であり、設定がそっくりである。
 アメリカの小さい町、セイラムズ・ロットに引っ越してきた曰くのありそうな人物二人。
 彼らが来てから、町では謎の失踪が始まる。
 吸血鬼ものを現代によみがえらせたエンターテイメント性抜群の作品である。
 どうしてこれが絶版なのであろう。もったいない。
 屍鬼がこの作品に対するオマージュであるのであれば、復刻すれば売れると思うのだが。
キングのストーリーテラーとしての色々な伏線の張り方が素晴らしい。
 どれもこれも、後で「ここにつながるのか!」と思わせる。

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