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2010年8月30日 (月)

読書日記8月30日

「吸血鬼伝承」生ける死体の民俗学 中公新書。平賀英一郎著。
 私が時々読んだり取り上げる吸血鬼について、「吸血鬼ドラキュラ」が書かれる以前のトルコや東欧の吸血鬼伝承について出来るだけ原典を引用しつつ、比較した学術的な新書である。
 似たような内容が繰り返される為、若干読みづらいが、ここで書かれている「吸血鬼」を見るに、ナショナルジオグラフィックチャンネルで科学的に解明された内容が正鵠を得ていると確信する。
 今は入手が難しいようである。

「ツイスター」
 映画である。どのようにしてこの竜巻と被害を撮影したのかCGにしてもすごい技術である。内容的には、オーソドックスなアメリカ映画で、ラストも筋書きもほぼ予測できたが、特撮技術に感嘆した作品。

「バーティカル・リミット」
 これも極限状態を描いた映画。ヒマラヤで遭難した妹を助けるために、父親のザイルを切らなければならなかったトラウマのため山登りから遠ざかっていた兄が救出に向かうというもので、筋書きや展開もほぼ読める作品。岸壁から落ちそうになったりなど、ハラハラさせられるシーンは見物。

「悪人列伝」古代篇 文春文庫。海音寺潮五郎。
 海音寺潮五郎の悪人と言われた人物を描く列伝のシリーズ。
 奈良時代から平安時代の悪人を描いているが、いろいろなところに「紀(きの)」姓が出てくるが、私のところの事務所の女性弁護士の姓は、こんな時代から文献に多々出ているのだと思うと、京都の歴史の深さを感じる。
 悪人とはいっても、世間からそういわれているだけで、海音寺がそう思っていたかどうかは別のようであり、平将門などは、小説も書いているほどなので、好感を持って描いている感じがする。
 歴史好きなら、海音寺の作品は外せない。

「日本は世界五位の農業大国」大嘘だらけの食糧自給率 講談社α文庫。浅川芳裕。
 これはものすごくおもしろい親書である。日本の農業は世界に比べて競争力がなく、自給率も他の諸国と比較してきわめて低いとされてきたが、それがすべてウソであり、すべては農林水産省が天下り先と天下り先の権益確保のために国民を欺いているというのであるが、この本を読むと、農林水産省がいかに国民をだまし、また、自給率の計算方法がいかに虚偽に満ちているか、また、農林水産省の役人が、天下り先で以下に無駄な税金で多額の役員報酬を貰っているか等々が明るみになる。
 また、民主党がしようとしていることが、農業従事者の票を獲得するための政策に過ぎず、国民の血税がいかに無駄に使われようとしているかということも赤裸々に書いてある。
 これは今年度必読の書といえよう。

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