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2012年2月28日 (火)

読書日記2月28日

「大いなる眠り」創元推理文庫。レイモンド・チャンドラー。
 フィリップ・マーロウが出てくる最初の長編。マーロウもまだ若く、また、マーロウは触媒のようであり、自身があまり出ていない。最初の長編だからだろう。
 訳も古くさく、読みづらいが、これは時代性もあり仕方ないだろう。
 現在では、古本でしか入手は出来ない。私は大学時代本屋で購入して読んでいたが、ここのところのマーロウ熱の復活とともに、また読み返したくなったので読んだ。
 訳に難はあるが、長い別れと比べて読んで欲しい作品ではある。
 これの映画化である、「三つ数えろ」もついでに再び見てしまった。ローレン・バーコールが独特の美しさを出している。マーロウは、あのハンフリー・ボガート。

「河内源氏」中公新書。元木春雄。
 これまで通説的に語られてきた、貴族と武士の対立から鎌倉幕府が生まれたという史観に疑問を呈して、資料に基づいて頼朝の挙兵に至るまでの河内源氏(源氏の家系でも、頼朝の家系は河内源氏なんですな)を克明に描いた良書。
 平清盛がテレビで公開されているのとは全く関係なしに上程されている新書であり、歴史好きしか読まない方がいいいほどマニアックではある。

「ミレニアム1」(上)(下)早川文庫。スティーグ・ラーソン。
 近々映画化される作品で、まあそれだけ売れたのであればと思い読んだ。
 内容は、設定にややご都合主義的なところがあり、そこまでいいというか?というところもある作品ではある。
 チャンドラーが現代に生きていたら、批判的論文を書いたかもしれない。
 ただ、作品としておもしろいといえばおもしろい。
 筆者は故人。
 

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