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2013年3月 1日 (金)

心に壁

 弁護士という仕事をしていると、とてつもなく嫌な相手方本人にあたることもあるし、おかしい弁護士にあたることもある。
 そういう時に、心根が素直な人ほど、それをまともに受け止めて、心に傷を負い、場合によれば精神疾患を発症することもある。

 弁護士という仕事をしている時には、素の自分ではなく、弁護士という職業を演じているという気持ちも必要である。素の自分ではなく、弁護士としての自分という概念をまず持つことが必要である。
 そして、イメージとしては、嫌な相手方等に対しては、その間に壁のようなものをイメージして、自分の中に入る前に、その壁でまず受け止めてから、自分の(概念としては、職業人としての弁護士)中に入れるというイメージを持つことが大事である。

 ある若手弁護士が事件で大変嫌な目に遭い困っていたので、上記のアドバイスをしたところ、かなり気持ちがラクになったと言っていた。
 むろん、この仕事をしていたら、心や身体に澱のように溜まる疲労やストレスが蓄積していくので、ストレス発散は必要である。
 一般の方にはあまり関係がないかもしれないが、このブログは修習生や若手弁護士にも向けているので、少し書いてみた。
 飲まないとやってられないという側面もある。飲まない人は、それなりに発散法を持っているのだろうな。
 以上です。

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コメント

いつも拝読させて頂いております。大変勉強させて頂いております。

とてもいいアドバイスを頂きました。

相手方弁護士の書面の内容や,法廷でのふるまいが,あまりに攻撃的だと,代理人である私までとても嫌な気持ちになってしまいます。

プロ意識をもって,坦々と進めることが一番ということでしょうか。

投稿: 某地方の弁護士 | 2013年3月 1日 (金) 09時44分

 まあ、素の自分ではなく、弁護士○○という俳優のような気持ちでやるとラクですね。
 それでもストレスはたまりますけど。

投稿: 弁護士中隆志 | 2013年3月19日 (火) 16時42分

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