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2013年5月17日 (金)

読書日記5月17日

「日本人を考える」文春文庫。司馬遼太郎。
 司馬遼太郎の対談集。司馬先生が各界の著名人と対談して日本人を考えるというもので、山口瞳氏と東京と関西とで張り合っている対談がおもしろかった。この対談がされたのが昭和45年であり、私が生まれた年なのであるが、ここで話をされていることは、現代にも通じることが多々あり、真理というものは早々変わるものではないということを実感する。

「犬をえらばば」講談社文芸文庫。安部章太郎。
 第三の新人といわれた文筆家のグループの一員の安部章太郎のエッセイ。自宅に紀州犬が来たことから、知人(といっても遠藤周作とか、吉行淳之介とかそうそうたるメンバー)と犬のかかわりを描いている。
 紀州犬といえば、ソフトバンクのお父さん犬であり、天然記念物である。頭の中ではあの犬がボワッと浮かんでそのイメージで読んだ(ただし、あのソフトバンクのワンちゃんも、実は2匹を使い分けているという話も本当かどうかは知らないが、そのように聞いたが)。

 犬を褒められるとデレデレになっていたり、犬をけなされると人生の終わりのような気持ちになったり、普段家族と思い、わかり合えている気持ちになっていて、ほとんど人間のように思っている犬が犬らしくしていると(獣性を発揮したり、発情したり)、嫌悪感や恐怖感を抱いたりというくだりが出てくるが、犬が自宅に居る私としては(私は猫も犬も好きであり、基本的に動物好きであるが)、わかるわかるという感じで常時微笑しながら読んで、電車の中でついニヤリとしそうになり、慌てて周囲を見たものである。
 犬好きの人、一度お読み下さい。

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