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2014年7月 8日 (火)

読書日記7月8日

「聖書考古学」中公新書。長谷川修一。
 旧約聖書に描かれたユダヤ民族の物語は史実であるのかについて、現在分かっている範囲での考古学的結論を書いたもの。
 キリスト教成立の前夜を歴史的事実として描くものとして、非常に興味深く読んだ。
 民族成立の族長時代のことや、なぜユダヤ教が一神教なのか等々。
 エルサレムが考古学的に発掘されれば、より詳しいことが分かるであろうが、現実には難しく、なかなかここに記載した以上に考察が進むのは難しそうである。

「新潟少女監禁事件」朝日文庫。松田美智子。
 9年以上にわたり誘拐してきた女児を自宅の2階の部屋で監禁した事件の裁判ルポ。
 新聞報道以上のことは知らず、当時は量刑について、一審が高裁で破棄され、最高裁で再度破棄されて一審が維持されたという記憶が残っていた。
 今回、この本を読んで、どのようにして犯人が女児に恐怖を植え付けて、2階の部屋から出られないようにしたのか、どのようにして少女の自由を奪っていたかが分かり、このような犯行に及んだ犯人に対しては怒りしかわかない。
 模倣犯のような事案が後にも発生しており、このような事件が発生しないためにどうすればよいのかについて考えさせられる。

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