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2014年7月16日 (水)

死亡・高次脳機能障害専門など

 ホームページで検索をしたりする際に、有料広告欄に交通事故の死亡・高次脳機能障害専門とか、あるいはそうしたことに特化したサイトの広告が掲載されていることがある。
 一般の人は、こうしたホームページを見て、専門だからいいのでは、と思ってしまうのであろうか。依頼があるから有料のところにこうした広告をしているのであろう。
 実際にすごい技能があるのかもしれないし、どんな弁護士かも分からないが、同業の弁護士の印象としては、「金になる事件がしたいだけ違うのか」と思ってしまうのは致し方ないところがある。
 等級にもよるが、高次脳機能障害の後遺症を負った事案では賠償金は高額化する傾向にあるため、当然、弁護士報酬も高額になる。
 死亡事案でも一般的には賠償金は高額化する(過失相殺なとがある場合で相当に減額される場合もあるが)。全国の案件対応といわれると、そんなに暇なのかと思ってもしまう。
 14級でも12級でも普通に受けているという事務所のホームページと比較すると、なぜ低い等級はやらないのだと思ってしまうのである。

 取扱分野で、犯罪被害者支援を上の方にあげているホームページも少ないように思う。犯罪被害者支援は、ほとんどの事件はお金にはならないからであろう。適正なお金を支払っていい仕事をしてもらえばよいのであるが、高額化する賠償金を狙ってそうした分野に特化しようとしているとすれば、そういう弁護士にいい仕事が出来るのかと一般的には頭をひねってしまう。

 過払いの時もそうであったが、過払いが少なくなった今、次の「お金になる」事件として、高額化する交通事故の案件だけをやろうとしているように見えてしまうのである。

 これは私の印象であり、意見であり、そうした事務所が全てそうであると断定するつもりもない。ただ、依頼するときには、依頼者の方も漫然と依頼するのではなく、そうした目を持つことも必要な時代ではないかという気がするのである。広告だけにとらわれず、本当にいい弁護士に巡り会えるよう依頼者もそういう視点を持って欲しいのである。

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