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2015年3月 9日 (月)

読書日記3月9日

「信長と将軍義昭」中公新書。谷口克広。
 信長研究の第一人者の一人である筆者の新作。以前にも新書版で他の筆者の作品を読んでいるので楽しく読めた。
 近時、義昭の将軍としての権威や力を見直すべきだという説が提唱され、実際に私もそのような新書も読んでいるのであるが、筆者は京都追放後の義昭の権威はやはり失墜しており、室町幕府は義昭が京都を追放された時に滅亡したと考えて差し支えないとする。
 信長は果断かつ世の中の思惑を全く考えない革新者のように描かれることが多いが、真実の姿は世論を気にしており、義昭の追放も、世論が義昭を追放したとしても自分についてくると判断したからであるとし、史料を基に整理していく。
 戦国時代好きの方には是非一読して欲しい新書である。

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