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2015年4月24日 (金)

高齢者のお金を自分のもののように奪う親族

 遺産分割事件をやっていると、ままあるのが、金銭管理をしていた親族が高齢者のお金を引き出して、そのお金が行方不明になっているという話である。
 遺産分割以外でもままある。

 全体的にそうした事件が増えているのか、偶々うちの事務所が多いのか分からないが、金融機関の取引履歴を取り寄せて、使途不明なお金や多額の出金を精査していくことになる。
 父親や母親のお金は自分のお金ではないのに、一部の相続人が好きに使っていることがある。
 重度の認知症の人に遺言を作成させたり、養子縁組をしているケースも多く見受ける。
 カルテと取っ組み合って、いかに意志能力がなかったかという準備書面もかなり書いたと思う。
 兄弟だけでも揉めるケースはあるが、たいていは連れ合いが居て、その連れ合いが大きい役割を果たしていることもある。
 認知症が発症している場合、早期に成年後見人を選任出来れば被害は少なくて済むかもしれないが、就任した時点で多額の預金が消えていることもあるであろう。
 たいてい紛争が顕在化するときにはご本人はなくなっていることが多いので、横領した人物はいいたい放題いうことが出来るのもまた腹が立つのである。
 こういう事件は高齢化社会になると増えるのであろうかと思いつつ、もっとも可哀想なのは、自分のお金を取り上げられて、貧しい暮らしをしていたご老人だと思い、今日も筆を取るのである。
 以上。

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