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2015年4月16日 (木)

読書日記4月16日

「伊勢物語」笠間文庫。永井和子著。
 在原業平が主人公とされる歌物語である。することもなかったのかも知れないが、よくもこれだけ恋愛に生きるという感じではある。
 寝る前に少しずつ読んでいたのであるが、古典をそのまま読んで何とか自分で現代訳しようと思いつつ、現代訳を見ると全く内容が違っていて凹んだりしながら読んだ。
 武田信玄をして、彼が上野にいる限り、攻略は難しいと嘆かせた戦国武将の名将、長野業正は、在原業平の末裔と称していたという。
 東国へ都落ちして流れていった話が伊勢物語の中にも出てくるので、実際に末裔だったのかもしれないが、史実では東国に行った話はなさそうにも思われるため、そのあたりは謎である。たまには古典もどうだろうと思い紹介する。

「敗者の日本史 大坂の陣と豊臣秀頼」吉川弘文堂。曽根勇二著。
 関ヶ原の戦いにおいて勝利した家康は征夷大将軍にはなったものの、首都機能がある大坂(現在の大阪。)を把握出来ておらず、秀吉政治の後継者として秀頼と家康のどちらが後継者になるかはその時点では定まっていなかったという視点から書かれている。
 領地の朱印状については、家康は発給できず、秀吉の朱印状が基本となっていたことなどは知らなかった。
 家康の政権の脆弱性を指摘している。
 そのような中で、なぜ秀頼は敗者となったのか、大坂の陣はなぜ起こったのかと史実に基づいた論説がされている。
 真田幸村の活躍も描かれており、歴史ファンとしてはたまらない一冊である。

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