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2015年6月23日 (火)

手で書く文章

 ワープロが使えない弁護士は書面を手で書いているが、手で書くと文章が締まる。
 ワープロだとあちこち切り貼りするので、どうしても文章が長くなるし、特にローマ字打ちだと頭で考えたことを一度ばらばらにする必要があるので、何となく文章が締まらない気がしている。

 故・中村利雄弁護士も私の元ボスの福井啓介先生はワープロが使えないが、その分、文章が締まっていて、簡にして要を得たものとなっている。

 私はかな打ちなので、割合思考がそのまま文章に書くことが出来ると思っている。しかも、ほぼキーボードを見ないでも打てるようになっている。

 また、若い頃は長い準備書面を書くことがステータスみたいなところがあったが、裁判官とたくさん話をする中で、裁判所も長い書面は読みたくないし、長いだけで中身がなく、裁判所が知りたいところが書かれていない書面が多いというような話も聞く中で、最近は出来るだけ無駄をそぎ落とそうとしている。
 もちろん、どうしても長くなる書面はあるのだが(カルテに基づいた整理など)、普段書く準備書面は5頁から長くても10頁くらいを目標にしている。
 実は書面を短くする方が難しいと最近気づいており、手で書かれている先生は、書く際にものすごいエネルギーを短い文章の中に込められているのだと思っている。

 長い書面を書いて、喜んでいるうちは弁護士もまだまだということであろう。

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