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2019年10月18日 (金)

読書日記「ジャンヌ・ダルク」

 講談社学術文庫。竹下節子。副題は超異端の聖女。

 ジャンヌ・ダルクについて正確な知識がなかったので、本屋で見つけて購入した。
 ジャンヌ以前にも異端の聖女は多数いたという歴史的事実が整理され、ジャンヌもその系譜に連なる聖女だということである。
 既に記憶がおぼろけだが、異端というのは、その多くは男装であり、神の声を聞き、処女のまま一生を終えるということを自らが神に誓うという行動である。
 女性が女性であることを秘匿して男装して神に仕えるということはままあったようで、亡くなってから女性だということが分かった例もあったようである。
 中には、女性から妊娠をさせられた相手と名指しされて弁明もせず、処刑された後で女性と分かった例もあったようである。

 神の声を聞き、流浪のシャルル7世をフランス国王にせよという使命を告げられて連戦連勝だったジャンヌ・ダルクだが、その王の背信により捕縛された。

 ジャンヌ・ダルクの裁判の経過も整理されている。
 ジャンヌ・ダルクは教誡によって火刑に処せられたにも関わらず、聖女に列せられたが、その経緯も整理されている。
 それほど分厚い本でもなく、必要にして十分な情報量でもある。
 講談社学術文庫はやはりいい本を文庫として出してくれる。
 これは、ジャンヌ・ダルクについておぼろげな知識しかない私のような人間にとっては面白い一冊であった。

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