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2019年12月 3日 (火)

読書日記令和元年度ベスト10

 恒例の(いや、誰も待ってないかもしれないが・・・)、読書日記ベスト10である。
 令和元年度となっているが、平成31年も含む。
 また、まだ読書日記が書けていないものもあるし、12月のこれから読むものもあるので、とりあえず現時点のものである。
 順位はつけず、今年読んでよかったもの10冊程度をあげておく。

「トリフィド時代」創元SF文庫。ジョン・ウィンダム。
 これはまだ読書日記に書けていないので、ここでの紹介でもって日記に変えるが、小学生の時、子ども用に書かれた怪奇植物トリフィドというようなタイトルで図書館で借りて読んだ。
 彗星の大群が地球を通過した翌日、それを見た人々は全て視力を奪われていたという世紀末設定である。
 たまたま目の手術のために視力を失わなかった主人公が世紀末世界を再構築していこうという物語であった。
 視力がなくなっただけならいいのだが、人を襲って食べるトリフィドという植物が跳梁跋扈する世界で、このトリフィドという植物のために人類が滅亡の危機に瀕するという話である。
 子ども用に書かれていたので、原作は実ははじめて読んだのだが、子ども用にかなり修正されていたので、原作はこうであったのかという驚きとともに、これが書かれたのが数十年前だということを考えると、今読んでも新しいと思える作品であった。
 これはお勧め。

「江戸・明治 百姓たちの山争い裁判」草思社。渡辺尚志。
 江戸時代、山は肥料としての落ち葉や、薪などの農村の生活必需品の供給源として非常に大事なものであり、その山の権利がどちらの村にあるかということは死活問題であった。
 いずれの山かということで訴訟となれば、場合によれば担当者は江戸に詰めなければならず、その費用も莫大であった。生活費を削り、江戸でも慎ましやかな生活をしている担当者の悲哀も史料で描かれる。中には100年以上続いた裁判もあった。
 明治期に入りそれがどのように変容したかなど、これは歴史好きには非常に面白い一冊であった。

 ということで、通常の読書日記二つくらいの分量を書いたので、続きはまた明日以降。

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