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2019年12月 5日 (木)

令和元年読書日記ベスト10その3

「ふぉん・しいほるとの娘」新潮文庫。吉村昭。
 吉村昭という偉大な作家の確か最大の長編。上下巻。無駄を省いた文章で、シーボルトの娘の激動の生涯を描く。
 司馬遼太郎の村田蔵六を主人公にした「花神」では村田蔵六の愛人という設定であったが、こちらではどうかというところも見所である。

「ファンタジーランド」東洋経済新報社。カートアンダーセン。
 上下巻で、副題は、狂気と幻想のアメリカ500年史である。
 これを読めば、トランプがなぜ大統領に選出され、アメリカでなぜ空想もののハリウッド映画が流行するかがわかる。
 これはアメリカを知る上で必読の書であろう。

「ペンギンブックスが選んだ日本の名短編29」新潮社。ジェイルービン編集。
 序文として村上春樹が解題を書いている。あと、いくつか長いものは落とされている。漱石の三四郎などだったようである。
 これを読まなければ、文学の世界に疎い私は知らない作家がいたので、そういう意味でこの短編集は貴重であった。
 川上未映子は勝手に変な題の作品があったので、読んでもいないのに毛嫌いしていたのだが、これで読んだので「夏物語」を後に買って読んだ。細かくは読書日記の本編で紹介したのでこの程度とするが、読書をすることで、日常に味わいを見いだすことができる。

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