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2020年1月10日 (金)

京都弁護士会の会員数

 私が弁護士登録をした平成8年頃は、京都弁護士会の会員は300人もいなかった記憶である。
 よく、裁判官や検察官を退官された人もいるから、実働は200人と言われた。

 京都弁護士会の役員選挙が告示され、弁護士会の4階で会員数を見たところ、810人となっていた。
 一部インハウスで企業に勤務して、我々マチベンのような業務をしていない人もいることや、高齢でほぼ仕事をされていない人もいるので、実働は700~750人くらいだろうか。
 そのほとんどが京都市内で開業しているため、市内はおそらく日本で一番の弁護士過密状態だといえよう(京都は東京、大阪に次いで人口比で弁護士の数が全国3位であるが、大半が市内にいるからそう思っている。東京大阪に比較すると企業も少ないため、より過密であるといえるだろう。)。

 ここのところ、大都市志向が修習生の中に強くあり、東京・大阪に登録する弁護士が、新規登録の過半数となると言われている。
 地方では、新規登録がない単位会も出てきている。
 その中で、京都は割合人気がある方だろう。

 地方で登録した方が様々な事件の類型を経験できるし、弁護士過疎地域などは管財事件なども直ぐに回ってくるので、マチベンとしてのスキルは上がると思っているが、東京や大阪の大きい事務所だと、そもそも仕事自体マチベンがるような仕事ではないので、今の修習生は、違うスキルを求めているのかもしれない。
 あるいは、早く就職先を決めたいという意識があり、試験終了後、大手事務所にサマクラに行き、そこで勧誘されてそのまま内定をもらうということも多いようである。修習期間も1年と短いため、色々と事務所を見てから決めるという時代ではないのであろう。修習生に話を聞くと、決めていないと不安だという声も聞くし、よくわからないまま東京に決めたという修習生もいた。

 京都弁護士会の会員も増加してはその後登録替えなどをされて人数が増えず推移しているが、会員数が1000人になる時代が来るのであろうか。
 今や若い弁護士を見てもほとんど誰か分からず(向こうもそうだろうけど)、弁護士会への帰属意識というものも希薄になってきているように思われる。
 京都弁護士会の次年度執行部がもうすぐ決まるが、肥大化していく会員数と一体感をどうやって維持していくか、難しいところだと感じている今日この頃である。

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