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2020年3月19日 (木)

読書日記「裁判官も人である」

 講談社。岩橋達哉。

 裁判官のリアルに対して迫ったノンフィクション。
 私は司法試験に合格した時は任官希望で出していたのだが、修習が始まって少し経過した時に「裁判官は自分には合わないな」と思って弁護士志望に転じた(元々検察官→弁護士→裁判官→弁護士と志望がコロコロ変わっていて、修習の間に、裁判所からも検察庁からもお誘いがあったが、いずれも断った。)。
 これを読むと、裁判官でありつつも自分の信念を貫くことがいかに難しいことかと分かる。
 よく知っている裁判官もたくさん掲載されている。

 私の知っている裁判官は、出世に興味がなく、しかし世の中のあり方を変えるような判決を書いているが干されたりはしていないが、そういうことは希有な例なのかなと思った一冊であった。
 裁判所内部がこんな状態では、多くの裁判官はいい判決など書けないよな、とより思わせられた一冊であった。

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