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2020年8月 4日 (火)

私の読書遍歴

 たまにどういった本を読むとよいかとか、どういう本を読んできたかなど聞かれることがある。
 正直、一言で話をするのは難しいので、裁判所も事実上の夏期休暇に入ることもあり、読書遍歴を書いてみる。

 小学生の低学年の頃、同居していた祖父に天満橋にあった松坂屋の本屋に連れて行ってもらうことが楽しみであった。
 そこで祖父に江戸川乱歩の少年探偵団シリーズを1冊ずつ買ってもらい読んでいた。
 記憶にある限り、これが最初のきちんとした読書であったろう(マンガは小学生から49歳の現在まで読み続けているが)。

 小学生の高学年になり、海外のクラッシックなミステリ物(ホームズやポー、エラリー・クイーンなど)を読み始めるとともに、金田一耕助シリーズを集め出した。今から思うと横溝正史の小説は小学生の高学年には早すぎる(エロチックなところがあるため)のだが、ストーリーに轢かれて、大学生になるまでに角川文庫の全冊をそろえた(金田一シリーズ以外の由利先生ものや、子ども向けの金田一シリーズ含めて)。
 小学生から中学生にかけては、今はもうないのだと思うが、ワニ文庫を読みあさった。
 
 高校の2年くらいからは歴史小説にも手を出し、司馬遼太郎、津本陽、吉川英治を読んできた。
 大学生では、夏目漱石をほぼ全て読み、ここでレイモンドチャンドラーと出会うことになる。

 その後は自然科学分野やミステリ、ノンフィクションなど手当たり次第に読んできたのだが、文学は夏目漱石以外、さしたる作品を読んでこなかった。今となっては、高校生の時代からもう少し文学を読んでくれば人格ももう少しまともであったかもしれないと思っている。
 40歳を越える頃から文学作品を時々読むようになり(村上春樹含む)、絶版になると困ると思い買うのだが、読みたい本を次々に買うこともあり、中々文学作品を読めていないのが反省である。高校生の時は分からなかったであろうことが、40歳を越えてからの文学読みにはわかることもあり、悪いことばかりではないかもしれないとも思い始めている。
 引退をしたら、毎日読書三昧で過ごしたいという思いもないではないが、おそらく定年もないこともあり、弁護士業を引退することは死ぬ間際ではないかという気もしているので、読書三昧で過ごせる日はおそらく来ないであろう。
 時々もう少しで読むことのできる本を仕事の合間に読んでいると事務局が来て、本を隠したりしていることもある。
 出かけにくい今年の夏なので、インドアでできることで最も手っ取り早いのは読書ではなかろうか、と思っている。
 皆さんも読書しませんか?

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