2025年11月 7日 (金)

読書日記「自分のあたりまえを切り崩す 文化人類学入門」

 大和書房。箕曲在弘。

 本屋で見てなんとなく面白そうだと思い購入。
 たまたま文化人類学の本を2冊続けて読んだ。

 当たり前と思っていることは本当なのか。 
 家族に血のつながりは必要なのか。
 日本人は無宗教か。
 日本人とは誰を指すのか。
 文化人類学って何か?

 大学の教養課程で文化人類学の講義を取った記憶もあるのだが、35年以上前の話で頭には何も残っていなかった。
 50台半ばになると、逆にこういうものが面白い。

 平易に説明してあるので、直ぐに読めます。
 お勧め。

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2025年11月 6日 (木)

事務局との予定の共有

 私の事務所はスケジュールボードというソフトで、各弁護士、各事務局の予定を全員が見られるようになっている。
 グーグルカレンダーで予定を共有している事務所もあるであろう。

 たまに他の事務所に連絡をした際に、不在で、いつ電話すればよいかと確認すると、事務局さんから、当該弁護士の予定が分からないと言われたり、「予定表上はこうなっているが、予定に入っていない予定があることもあり、確約できない」と言われることがある。
 これは、事務局は困るであろうし、電話口で大変申し訳なさそうである。

 事務所に入る時間は私はほぼ一定のため、遅く入らざるを得ない時には予定表に書いたり、交通機関の乱れ等で遅くなる時には電話かメールを入れている。
 弁護士がどうしているか分からないと、事務局にとって困ることもあると認識して、予定は共有すべきである。
 当たり前だが、できていない人がいるので、書いておく。

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2025年11月 5日 (水)

公益社団法人 京都犯罪被害者支援センターへのご支援のお願い

 私が理事をしている京都犯罪被害者支援センターからのお願いです。
 以下、支援センターからのお願い文書を掲載させていただきます。

公益社団法人 京都犯罪被害者支援センターへのご支援のお願い

京都犯罪被害者支援センターは、京都府公安委員会から「犯罪被害者等早期援助団体」の認定を受けている京都府で唯一の団体として、京都府内で起きているあらゆる犯罪や交通事故により被害にあった被害者とそのご遺族・ご家族の皆様に寄り添い、一日も早く平穏な日々が取り戻せるように支援している民間の被害者支援団体です。

支援件数は年2000件超え
令和6年度年間支援件数は2116件となり、10年前の2倍になりました。
殺人傷害事件、トクリュー(匿名・流動型犯罪グループ)による犯行、ネット詐欺、性犯罪やDV、無謀運転などによる交通犯罪など痛ましい事件や事故は後を絶ちません。
その事件の裏には、被害者とそのご家族が存在し、今でも苦しい思いをされています。
その苦しみは人によって様々です。
私たちは、一人一人に寄り添い、その方が必要とされる支援を続けています。
主な支援内容・・電話相談/面接相談、病院・カウンセラー・弁護士等の紹介と付添い
住居や児童教育など市町村相談窓口への連絡調整
見舞金や補助金の申請補助、裁判の付添いや代理傍聴など

私たちの相談・支援活動はすべて無償で行っています。
そのため人件費や交通費をはじめとする経費が増大していますが、収入は増えないため、大へん厳しい赤字運営が続いています。
私たちが活動を継続していくためにはは、財政基盤の強化が不可欠です。
是非、資金面のご支援をお願いいたします。


公益社団法人京都犯罪被害者支援センターのご紹介
1998年設立。
2003年 京都府公安委員会より「犯罪被害者等早期援助団体」の指定
2011年 京都市犯罪被害者総合相談窓口を受託。
社団法人から公益社団法人に
2023年 京都府犯罪被害者等支援条例に係る事業を受託

<ご支援いただきたい内容>

1. 賛助会員となってください。
(年会費) 法人会員 1口3万円  団体会員および個人会員1口3千円
当センターの活動にご賛同いただき、活動資金援助として毎年ご寄附いただく方を賛助会員としています。
お申込は、当センターホームページ(下記QRコード)から行うことができます。
もしくはFAXまたはメールでご送付いただいても結構です。
この会費は、寄付として取り扱うことができます。
2. 寄附型自動販売機を設置してください。
飲料水自販機を設置いただくことで、自販機ベンダー様から設置先様に支払われる手数料の一部が、自販機ベンダー様から当センターに「設置先様からの寄付金」として送金される仕組みです。
設置先様には、自販機代をはじめ設置費用や運用の手間など一切かかりません。
既に設置されている自販機を寄附型に変更することも可能です。
自販機ベンダー様への依頼も当センターが行います。
3. ご寄付をお願いします。
当センターへのご寄付は、税制上の優遇処置が受けられます。
ご寄付の申し込みは、当センターのホームページから行うことができます。

賛助会員様、自販機設置法人・団体様、ご寄附者等は、当センターのホームページおよび機関誌にて紹介しております。(公表を希望されない方は不掲載としています)

https://kvsc.kyoto.jp/


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2025年11月 4日 (火)

今週の小次郎

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 オモチャを投げて欲しい3代目小次郎である。
 とにかく遊ぶのが大好きであり、オモチャ、何かを盗んで追いかけっこ等、捉えるのには相当な労力が必要である。

 11月に入りました。
 これを書いている時点で冷え込みがきつくなっていますが、本日はどうでしょうか。
 今週も頑張っていきましょう。

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2025年10月31日 (金)

読書日記「何も持っていないのに、なんで幸せなんですか?」

 亜紀書房。吉田尚記ほか。

 何も持っていないのに、なぜか幸せそうなボルネオの狩猟民プナン。
 何も所有しておらず、うつもなく、狩猟する以外は1日中わいせつな話をしてゲラゲラ笑っている。
 どうして彼らは幸せそうなのか。
 彼らの生き方から、行きづらい現代日本での生き方に活かせないか。

 人類学の観点からラクな生き方を学ぼう。
 肩の力を抜いて読むことのできる本でした。

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2025年10月30日 (木)

性犯罪被害者から見た捜査・裁判の問題点に関する実態調査アンケート(2025)へのご協力のお願い

 私も呼びかけ人となっている、表記のアンケートに是非ご協力ください。
 詳しくは、下記のアンケートの趣旨に記載がございます。
 どうぞよろしくお願いいたします。

■「性犯罪被害者から見た捜査・裁判の問題点に関する実態調査アンケート(2025)」のURL
https://forms.gle/575qdFoE3FdNmhDQ7

■アンケートの案内文
https://docs.google.com/document/d/1-JBcwz1FDXeBdg5vcFftPfPkqvn-23C8jAd038QeHRA/edit?usp=sharing

■アンケート回答期限 
2025年11月30日(日)

■このアンケートの趣旨
 2023年7月、性犯罪の改正刑法が施行され、(準)強制性交等罪が不同意性交等罪とされ、犯罪が成立する要件が改正され、被害者が申告しやすくなり、警察・検察の性犯罪の成否に関する判断のばらつきが減り、裁判官の有罪・無罪の判断が容易・明確になると期待されました。
 しかし、私たち、性犯罪被害者を支援する弁護士、心理士・医療職、支援員、当事者等の間では、警察官・検察官・加害者の弁護人・裁判官の判断・言動が、必ずしも改正刑法の趣旨を実現しておらず、被害者心理を理解していないため、司法手続の過程において、被害者が更に傷付く実態に少なからず遭遇してきました。
 そこで、私たちは、本アンケートによって、性犯罪被害者から見た、捜査・裁判の問題点に関する実態調査を行い、今後の法改正・法の適用の改善を提言することにしました。

■アンケート結果の利用
 ご回答いただいた内容は、個人情報を伏せた形で集計・分析し、その結果を公表し、警察、検察庁、法務省、日弁連、裁判所に対し、改正刑法の適正な施行、被害者が被害申告後に二次加害に遭わない適正な法執行を要望するとともに、処罰すべき性犯罪を適正に処罰するための更なる刑法・刑事訴訟法の改正が必要であることを訴え、2年後の法改正に繋げたいと考えています。回答者の氏名等の個人情報は、一切公開しません。
 自由記載内容は、個人が特定されないよう、趣旨を変えずに一部表現を修正することがあります。
 個人情報の保護については、「報道・著述・学術研究分野に掛かる個人情報保護規程」をご参照ください。

■アンケートの対象者と回答時の留意事項
・【支援者の方へ】本アンケートは、様々な支援者を通じて、支援対象の被害者に回答の可否を打診していただくことを想定しています。被害者がアンケートの質問項目を見て過去の被害を想起して精神的に不安定になるリスクが高い場合は、打診しないよう留意してください。また、被害者の了解を得て支援者が回答する場合には、その旨明記し、被害者が二重に回答されないよう留意してください。
・【被害者が未成年者(特に幼児)の場合】保護者等ご家族の方が回答していただいても大丈夫です。
・【被害者の方へ】回答中、過去の被害を思い出していただくことになります。途中で気分が悪くなったり、フラッシュバックが生じたりするおそれがあります。気持ちが落ち着いていないときはアンケートを見ず、回答中に気分が悪くなったらすぐ中断してください。

■アンケート参考資料
内閣府男女共同参画局・男女間における暴力に関する調査(2023年度)、NHK”性暴力”実態調査アンケート(2022年)など。

■アンケートチーム
大阪地検元検事正による性犯罪被害者(女性検事)の代理人弁護士 田中嘉寿子
同弁護士 中隆志
同弁護士 奥村克彦
同弁護士 安齋航太
被害者のひかり(仮名)
弁護士 桜井祐子
性暴力被害者 /元ライター 池田鮎美
弁護士 上野浩
弁護士 市川寛
弁護士 菊間千乃
弁護士 穗積幸子
ニューヨーク州弁護士 星野真衣子
弁護士 吉野恵理香
弁護士 宮井聡
一般社団法人日本フォレンジックヒューマンケアセンター代表理事 長江美代子
日本女子大学名誉教授 大沢真知子
女性検事を支援する会事務局 伊藤悠子(公認心理師)
同事務局 山崎友記子 (DV・性暴力被害者支援者)
同事務局 能條桃子(FIFTYS PROJECT代表)

■お問い合わせ先
女性検事を支援する会事務局 solidarity.for.hikari@gmail.com


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2025年10月29日 (水)

電話メモ

 電話がかかってきて、メモを取ってその対応をしようとしていると、また次の電話がかかってきたり、期日に入らないといけなかったり、来客に入るというようなことは弁護士であればよくある話である。

 そうすると、電話で受けた内容の対応を失念してしまうことがありうる。
 私はそれを避けるため、自分が出た電話は全て1冊のノートにまとめている。
 特段電話メモ用のノートではなく、普通のノートである。
 電話を受けた日と、相手が誰か、どういう内容だったかを書いておいて、その対応が済んだら赤ペンでチェックする。1日の終わりと、始まりにチェックして、対応のし忘れがないかを確認するのである。

 小さい電話メモにメモしておいて、処理が終わったら電話メモ綴りに回すということもありうるが、これだと小さいメモがどこに行ったかわからなくなる可能性があるので、ずいぶん前から一冊のノートにまとめている。

 5年分くらいは置いておいて、5年が経過すると機密書類として溶解してもらう。

 失念の予防である。

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2025年10月28日 (火)

トンビ

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 最近トンビも人慣れしたのか、道のすぐ側にとまっている。
 先日は3代目小次郎を散歩させていると、こうして近いところの柵にとまってこちらを見て数メートルの距離になるまで逃げなかった。

 襲ってきたら怖い。
 クマも人慣れしためか、各地で被害が起きているし、野生動物が人間を恐れなくなっているのであろうか。
 とにかく、小次郎の散歩の時にはあまり近づいてほしくない今日この頃である。

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2025年10月27日 (月)

今週の小次郎

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 私が仕事に履いていこうとしている靴下を盗んで逃げている3代目小次郎である。
 すぐに何かをくわえて走り出すのである。
 追いかけっこがしたいがためにこうしているのである。
 とりかえすのに5分を要した。

 めっきり気温が下がりました。
 今週も頑張っていきましょう。

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2025年10月24日 (金)

読書日記「犯罪者が目をつける「家」」

 青春出版社。小宮信夫。

 犯罪が発生するときには、犯罪が発生する「機会」がある。
 犯罪者に目を付けるのではなく、犯罪現場に着目する犯罪機械論。
 立正大学教授の著者が、この観点から、現実に発生した事件を考察し、犯罪が起こらないようにするのはどうするかについて論証する。

 目からうろこの一冊で、大変興味深い内容であった。
 犯罪の被害にできるだけ遭わないようにするための一冊。

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