2024年12月 6日 (金)

令和6年読書ベスト(11月まで)

 読書日記の中でも特によかったものを記載しておく。
 筆者・出版社、細かい内容はそれぞれの読書日記に譲る。

「未解決殺人クラブ」
 1円にもならない未解決事件に力を注ぐ市民達の戦いを描いた作品。
「遠い声、遠い部屋」
 読む人は選ぶと思うが、カポーティのデビュー作。
「1%の才能」
 元日本代表の橋本英郎さんの初出版。
「掃除婦のための手引き書」
 どうやってどうしたらこんな表現ができるのか、衝撃を受ける。
「京都大学ボヘミアン物語」
 バカだった人たちの生態。
「国民の違和感は9割正しい」
 読むと日本という国に嫌気が差す一冊。だが知っておくべき。
「長篠合戦」
 長篠の戦いのリアルに迫る一冊。
「死の淵を見た男」
 福島原発の現場で何が起きていたのか。これは必読。
「外来種は悪じゃない」
 外来種=悪という図式に疑問をなげかける一冊。ちなみに日本固有の鯉はびわ湖の奥底にしか生存していない。他の鯉は全て外来種である。
「勇気論」
 日本人今一番足りないもの。それは勇気。
「海松」
 稲葉真弓という希有な作家に巡り会えた幸せ。
「百年の孤独」
 読み終えた時にずっしりと物語の強さが染み渡ってくる。

 とりあえずここまで。

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2024年12月 5日 (木)

読書日記「図書館には人がいないほうがいい」

 アルテスパブリッシング。内田樹。

 またまた内田先生の本であるが、こちらは韓国で出版されたものが日本語版となったものである。

 学校に図書館はどうして必要なのか。図書館ではベストセラー以外の本を置いておかないといけないのはなぜか。
 図書館には人がわんさかいない方がいいのはなぜか。
 海外の昔風の大邸宅では、読まれることのない革の装丁本が書棚を埋めているのはなぜか。
 筆者の自宅にある本も実は大半読まれていないのはなぜか。
 週末だけ本屋をやる人が少しずつ増えているのはなぜか。
 一人出版社がでてきているのはなぜか。

 その答えがこの本の中にある。

 私は自宅の本は基本的に読んだものばかりであるが、中には読まなくても自宅にあるだけでいいという本があるという考えもあるのだなあ・・・とこの本で知った。
 私自身、読んだ本は少なくとも2千冊を越えているだろうし、読んでいないがこれから読もうと思っている本も自宅に500冊くらいある。
 本というものは素晴らしいと思える一冊。

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2024年12月 4日 (水)

紀中ひまわり基金法律事務所バスツアーのお知らせ

 日弁連が費用を出して設置しているひまわり基金法律事務所の現場を訪問するバスツアーのお知らせです。
 和歌山県御坊市に設置されている、紀中ひまわり基金法律事務所を訪問して、所長から実際の仕事や、やりがいなどを直接聞くことができます。
 過疎地での開業や、ひまわり基金法律事務所の所長に興味がある経験弁護士、78期司法修習予定者を主たる対象にしています。
 以下は日弁連のチラシからの抜粋です。
 参加されたい方は、大阪弁護士会にお問い合わせくださるか、京都弁護士会のホームページにあるチラシのQRコードからお申し込みください。

 

ひまわり基金法律事務所見学バスツアー(近畿弁護士会連合会主催・日弁連共催予定)
日時:2025年1月25日(土) 12:00~
内容:紀中ひまわり基金法律事務所を見学し、現地弁護士と意見交換を行います。

 

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2024年12月 3日 (火)

ひまわり基金法律事務所の養成事務所による説明会が、京都弁護士会で開催されます!

 弁護士が少ない地域に、日弁連が費用を出して設置されているのが、ひまわり基金法律事務所です。
 離島や、その他の地域にも設置されています。
 このひまわり基金法律事務所の所長になるには、一般事務所で経験を積んでから応募する経験型と、最初からひまわり基金法律事務所の所長になるために養成される場合があります。
 都市型公設事務所・養成事務所に寄る合同説明会が開催されますので、お知らせします。
 特に、2025年1月8日の15時からは、京都弁護士会で開催されますので、関西の修習予定者も来やすいと思います。
 是非、お気軽に、参加してみてください。
 私も現場には参加予定です。

 日弁連のホームページのイベント欄から申込ください。

 

 以下は日弁連のチラシからの抜粋です。

 

あなたも『ひまわり基金弁護士』に!~都市型公設事務所・養成事務所による合同説明会~
日時・場所
 第1回: 2024年12月11日(水) 17:00~19:00 in 東京(日弁連・弁護士会館)
 第2回: 2025年 1月 8日(水) 15:00~ 17:00 in 京都(京都弁護士会館)
 内容:ひまわり基金法律事務所に関するガイダンス、赴任経験者による座談会、ひまわり基金弁護士を養成する都市型公設事務所・養成事務所による説明・相談会(就職説明会)を行います。

 

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2024年12月 2日 (月)

今週の小次郎

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 3代目小次郎である。
 犬がする悪いことを全てする上、運動能力が高く、走り続けている。
 ソファーに座っていると私の頭の上まで駆け上がってきて、耳たぶを噛むのである。
 初代、2代目とは全く違うタイプの犬である。

 12月に入りました。
 今週も頑張っていきましょう。

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2024年11月29日 (金)

読書日記「午後の最後の芝生」

 スイッチ・パブリッシング。村上春樹。イラスト、安西水丸。

 安西水丸さんのイラストが入った単行本である。
 この村上春樹の短編は、文庫本で読み、池澤夏樹個人編集の文学集でも読んだのだが、安西水丸さんのイラスト入りで、綺麗な本であるので購入して、(おそらくは5回目くらいだが)、読んだ。

 安西水丸さんは葉巻が好きで、雑誌などによく葉巻エッセイを書かれていた。
 写真とともに掲載されていることがあったが、正直、葉巻が似合っていて、うらやましく思ったものである。

 作品については、村上春樹の短編の中でも珠玉の作品というべきだろう。
 なぜ、午後の最後の芝生なのか。最後の芝生ではどのような出来事があったのか。
 その出来事は本当のところどういう背景があったのだろうか。
 余韻が広がる短編である。

 本好きな人で、綺麗な本を書棚に飾っておきたい人向けかもしれないが、蔵書はどれだけあってもいいと思うので、そういう人は是非。

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2024年11月28日 (木)

書面を書く時

 パソコンで打ちながら考えるという弁護士もいるが、それでは筆が進まないものである。
 パソコンで打ち出す時点で、構成・構想を先に練っていないと、書きながら考えるのでは、筆が進まないであろう。

 こういうことを書こうということで書面を書き出すと、後は表現であったり、書くべき事の順番であったり、そういうところに注力することができる。

 構成や構想を考えるのに、先に手でメモを作っていることも多い。
 何を書くのかの項目だけでも書き出すと、筆が進むものである。

 もちろん、事案的に筆が進まない事件もあるので、それは仕方がない。

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2024年11月27日 (水)

スマートフォン

 電車の中では、起きている人の中でスマホをずっと見ている人が8割から9割くらいである。
 前から不思議なのだが、どうしてそんなにずっとスマホを見ていられるのだろう。
 よくニュースで若者がスマホを1日もの凄い時間見ているというような報道がされているが、一体何にそれだけ時間を取られるのか不思議である。

 動画を見る、ゲームをする、LINEをする、インスタを見る、マンガを読む等であろうか。

 私はスマホについては、仕事のメールを予めチェックして、不要なメール(勧誘のDM)を削除して、天気を調べて、気になるニュースを見る、グーグルカレンダーに思いついた仕事でしないといけないこと等を書き込むくらいしか使わない。
 そうすると、1回に見る時間は長くて5分程度である。これを1日4回するとしても20分程度のものである。

 LINEもしていないし、スマホで動画を見ると老眼で辛いし、スマホのゲームはしないし、インスタも見ない。マンガも字が小さいのでスマホでは読まない。だからであろうか。

 私が内田樹先生と同じ、病的な合理主義者だからだろうか。
 目的地に行って帰ってくるということだけを基本して、寄り道も散歩もしない。

 1日10時間もスマホを見ていたら、仕事にならないというところもある。
 私のようなオジサンにとっては、本当に謎である。

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2024年11月26日 (火)

寒波到来

 どうでもいい話である。

 これを書いている時点で今年最大の冷え込みとなっている。

 毎年悩むのが、寒い時期の服装である。
 私は下着にあったか下着みたいなものを着ると毎回風邪気味となるので(タイツも同様)、下着は冬でも半袖のペラペラのもので、タイツも履かない。靴下をハイソックスにする程度である。
 コートで体温調節をすることになるのだが、あまりに分厚いコートは電車内で暑すぎるし、外では寒いという難点がある。
 暑いところでは涼しくしてくれて、寒いところでは暖かいというような夢の素材はないものか。

 大阪の弁護士でたいへん偉い方だが、何回も電車内で(多分それなりに高い)コートを脱いで棚に置いて忘れてしまい、コートを着なくなった人がいた。
 電車内で脱ぐというのは、そうした危険性があるのである。

 ということで、電車内の暑さか、外での寒さに耐えるか、悩ましい季節がやってきたのである。

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2024年11月25日 (月)

在りし日の小次郎

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 美容室での二代目小次郎である。
 3代目小次郎はいるのだが、二代目小次郎は私に取って特別な犬であるのと、3代目小次郎は子犬のためいい写真がなかなか取れない(基本まだ子犬でずっと暴れているため、ぶれた写真しか撮れない)こともあり、しばらくは交互かやや二代目小次郎寄りである。
 少し早いのだが、2021年の新春を迎える直前の二代目小次郎である。
 しつこいが、この笑顔に当時はなんとなく割り切れないものを感じたものである。

 いよいよ12月が迫ってきました。
 今週も頑張っていきましょう。
 

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