2021年2月26日 (金)

読書日記「戦地の図書館」

 東京創元社。モリー・グプティル・マニング。

 第二次世界大戦中に戦地に赴くアメリカ兵のために、1億4千万冊の本が海を越えた。
 戦場での最大の娯楽は読書だった。いくつか当時のアメリカ兵の写真が掲載されている。
 当初は寄付で本を集めたが、その後、携行性に優れる兵隊文庫を作り、戦地にいる兵隊のために次々に文庫が送られる。
 この文庫があったおかげで、戦地でも娯楽が楽しめ、兵隊たちはむさぼるように兵隊文庫を読んだ。

 これを見て、日本がアメリカに勝てる訳がないことの一因を知った。
 戦地の図書館についてはこれまで書かれた本がほとんどなかったということで、非常に歴史的にも価値のある一冊。
 当時アメリカ兵に人気のあった本を読んでみたいと思ったが、大半は絶版であったり、和訳されていないようであった。
 知的好奇心が満たされる一冊。
 私はハードカバーで読んだが、つい最近文庫化されているようである(ハードカバーで買っておいて積んでいる間に文庫版が出る悪いパターンである)。

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2021年2月25日 (木)

約束手形の廃止

 26年までに約束手形が廃止される方針であるという報道に接した。
 約束手形は弁護士でも事件として関与したことがない人もいるであろう。
 司法試験受験の時に、手形法を勉強したものだが、あれから30年近くが経っている。

 私自身は勤務弁護士時代に勤務事務所の顧問先の関係で約束手形については相当な事件数をこなしたが、独立後は全くといっていいほど手形事件は扱わなくなった。
 システム金融相手に、小切手を回収する交渉はかなりやったが、システム金融も最近はほとんど事件はないであろう。
 破産管財事件で、手形で支払をされている売掛先があり、これを銀行に取立てに回したくらいで、これは割合多数回やっているが、事件というほどのものでもない。
 先日、あるベテラン弁護士が若い頃約束手形を取立てに回すのを忘れていたという失敗談をされていたことも思い出した(その事件がどうなったのかは、当該弁護士も怖くてボスに聞くことができなかったそうである。ボスからは叱られなかったそうだ)。
 約束手形が廃止されれば、取立てに回すのを忘れていたということもないであろう。

 時の流れで法制度も変わっていく。
 弁護士登録をした平成8年とは、様々なものが変わったことを実感する出来事の一つであった。

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2021年2月24日 (水)

花粉

 嫌な季節がやってきた。
 私はスギにもヒノキにも反応し、スギはアレルギー検査をすると数値を振り切ってしまう。計測不能なほど反応するのである。

 スギが花粉をつけないようにする研究が進められているような記事を読んだが、人為的に手を加えることで、さらにスギが生き延びようとしてハイパー花粉をつけるような気がしてならない。

 早く花粉が飛ばない季節になってもらいたいものである。
 

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2021年2月22日 (月)

今週の小次郎

Dsc_0903

 ソファーでうとうとしている二代目小次郎である。
 最近休日には40分くらい散歩すると決めたようで、そのため疲れるようである。
 先日は夕方に40分散歩した上、夜にキュイキュイいうのでもう一度連れていくと、トイレがしたかったのである(二代目小次郎は外でしかトイレをしないと決めている)。

 これを書いている時点で緊急事態宣言が解除されそうにない。
 明日はいきなり祭日だが、今週も頑張っていきましょう。

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2021年2月19日 (金)

書面のファックス送付とクリーンコピー

 相手方代理人の中には、ファックスで書面を送ってきて、その上で全てのクリーンコピーを出してくるタイプがいる。
 紙が勿体ない(環境にも優しくない)上、ファックスで十分読むことができる書面であれば、クリーンコピーは不要であると考えているし、私はファックスで出した準備書面などはクリーンコピーは出さない。十分読むことができるからである。
 クリーンコピーを出すのは、どうしても時間がなくファックスで提出せざるを得なかった証拠などが、ファックスではみづらいと考えてクリーンなものを出す程度である(時間がなくファックスで提出せざるを得ないような事態にならないよう、〆切りには余裕を持って作成するようにはしているが、依頼者の方の確認が遅れたり、依頼者が資料を中々準備してくれずやむを得ずそうすることはある。)。
 この方式は、裁判所にもすこぶる評判が悪い。
 裁判所は提出されたものを廃棄できないので、全く同じものを綴ることになり、記録がいたずらに分厚くなるからである。
 裁判官によっては、「二度提出しなくてもよい」と相手方代理人に言っている人もいるが、だいたいこういう相手方代理人は言うことを聞かないのである。

 直接相手方代理人に上記のような話をしたこともあるのだが、その後もクリーンコピーが送り続けこられている。
 裁判所と異なり、私の場合はもうこういう場合ファックスはいたずらに記録が分厚くなるので、クリーンコピーが来た時点でまとめてシュレッダー用の箱に入れてしまうようにしている。

 ファックスだけの書類だと、見栄えが悪いからであろうか。
 謎であるが、そうだとすると、最初からクリーンコピーを郵送や直接持参で提出してくれれば足りると思うので、提出が遅れているためとりあえずファックスで送ってきて,その後クリーンコピーということにしているようにも思える。
 私も中々できないこともあるが、余裕を持った期日管理は弁護士にとって重要であるということであろう。

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2021年2月18日 (木)

低気圧

 低気圧が来ると、体調不良となる人も多いと思うが、自律神経の乱れがその原因であるといわれている。
 私は喘息もちであるが、気圧の急激な変化で多少苦しくなることがある。
 なお、喘息もちであることが分かったのは30歳を少し過ぎてからで、それ以前にも息ができなくなることがあったが、生きていればそんなこともあるという母親の一言で何もないことにされていた(下手をすると死んでいたかもしれない。)。
 独立して直ぐに発作が出た時の引き金は深夜の雷雨であった。
 そのときは喘息と診断されていなかったため、雷雨が来た途端に息ができなくなったのである。
 何かの祟りかと思ったことを記憶している。

 喘息に限らず、気圧の急激な変化で自律神経の乱れが出て体調不良となることは起こりうることである。
 何かの本で読んだが、ご高齢の方が季節の変わり目にお亡くなりになった際、気圧の変化が関係しているという統計データがあったように記憶している。
 気圧というのはそれだけ人の身体に影響を及ぼすのであろう。
 これを書いている時点で爆弾低気圧が日本を覆っている。
 先日の東北での地震により損害を受けられた皆さんが、爆弾低気圧による天候不良で、さらなる被害を受けられないことを祈るばかりである。

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2021年2月17日 (水)

読書日記「史上最恐の人喰い虎」

 青土社。デイン・ハッケルブリッジ。

 判明しているだけで436人の人を襲ったベンガルトラ。
 なぜ、この虎は人を襲うようになったのか。
 虎を巡る悲劇と、人間の愚かさに心が痛む。

 このベンガルトラを撃ったハンターは、後にベンガルトラの保護に人生をかけるようになる。
 家族や友人を襲ったベンガルトラは村人にとっては悪の権化だが、それを招いたのは人間の愚かすぎる所業だったのである。
 地球にとって、人間は不要ではないか、と思わせられる一冊。

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2021年2月16日 (火)

携帯用アルコールスプレー

 事務所の机の上に、携帯用アルコールスプレーを置いて、気づいた時に手指を消毒していた。
 なんとなく、手がピリピリとするので、そのアルコールスプレーの使用上の注意を読んで見た。
 手指用ではなく、「布などに吹き付けて、消毒したい場所を拭いてください」と書かれていた。
 机などを消毒するためのアルコールスプレーだった。
 以上です。

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2021年2月15日 (月)

今週の小次郎

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 私がテレビに向かって文句を言っていると、「父ちゃん、何言うてるのん?」という感じでこちらを見ている二代目小次郎である。
 タヌキっぽさが強調された表情である。

 これを書いている時点で、新型コロナの感染者数が減少傾向に転じている。
 ニュースに出ている現場の医師からは、解除などは時期尚早という意見も出されていた。
 我慢の生活がまだまだ続きそうですが、今週も頑張っていきましょう。

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2021年2月12日 (金)

文書データファイルの管理

 文書のデータの管理は弁護士にとって課題の一つである。
 弁護士に成り立てのところに使っていたPCはハードディスクが320メガバイトしかなく、文書を保存するためのハードディスクの空きがほぼない状態であったため(外付けのハードディスクなどもまだなかった時代)、事件毎にフロッピーで管理していた。
 この方法だと、大量のフロッピーから事件毎にファイルを探し出さなければならず、本当に不便であった。

 2代目のPCでは、ハードディスクの容量が少し大きくなったので(記憶では1ギガバイト。これでも当時は画期的だと感じた)、PCに保存するようになった。
 この頃も事件毎にフォルダを作り、ファイルを保存していた。当時は日本語でファイル名がつけられず、これまた本当に不便であったのと、事件毎にファイルを整理すると、フォルダが山ほどできて困るのであった。

 その後、野口悠紀雄氏の超・整理法を読み、時間軸で保存するようになった。
 基本的には1ヶ月ごとにフォルダを作り、その月に作ったデータはそこに入れておくのである。
 3代目のPCを購入する頃(独立間近で、弁護士5年目くらい)には、PCの能力も向上し、検索をかけることで必要なファイルは直ぐに探すことができるようになった。理論的には。
 検索するためには、保存するデータについて、基本的な取決めを自分の中でしておかないと、検索に引っかからず、データが行方不明となってしまう。
 そのため、依頼者名×相手方名と、文書の名前、保存する日時を入れることにした。
 「甲×乙準備書面29/1/25」というようなファイル名である。

 これにより、進行中の事件ではデータが行方不明となることはなくなったのだが、過去の事件のデータを基に今の事件の書面を書くときには、その過去の事件の依頼者名が思い出せず、事務局に「ほら、あの人のあの事件なんやったかな。これこれこういう事件やねんけど。」と聞き、事務局は、私のこの適当な質問から、「Bさんの事件ですか」と的確に指摘してくれ、無事データを探すことができるのである。最期はアナログが残ってしまうので、その点はどうにかならないものかと思っている。

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