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2006年1月31日 (火)

司法試験合格者増大の行方

司法試験の合格者が増加しており、経済界からは、もっと増加させよという声もあります。裁判官や検察官の枠が増えない以上、大半は弁護士になることになります。今までは、一部の例外を除いて、弁護士資格を取得すれば、就職出来ないことはなかったのですが、これからは試験に合格して、弁護士資格を取得しても、大量に就職出来ない人が出る時代に突入することは明らかであろうと私は思っています。

経済界の要望は、国民のことを考えての要望ではなく、司法試験合格者が増えて、弁護士の資格があるのに弁護士事務所に就職出来ない人材を、自分の会社の法務部に取り込みたいというねらいがあるのではないかという疑いを拭い切れません。

企業も資格がある人をそう多くは必要としないでしょうから、いずれ資格は取っても弁護士事務所にも就職がないし、企業でも重宝されないという時代になるでしょう。そのような時代に、わざわざ何年もかけて、法律家の資格を取りたいと考える人がどれだけいるのかと考えると、暗たんたる気持ちになります。

私の個人的感想としては、弁護士が足りないといわれていますが、そう大増員しなくとも対応出来る程度であるという認識です。

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2006年1月30日 (月)

弁護士を依頼するには

弁護士を依頼したいけれど知り合いがいない!

このような人も多いと思われます。弁護士は紹介がないと事件をやってくれないのではとか、弁護士に依頼すると身ぐるみはがされるとか、受ける利益よりも弁護士費用の方が高いのでは…?などという誤解もよく聞きます。

まず、弁護士にもよりますが、弁護士は紹介がないと事件をしないというようなことはありません。現に私も特別紹介がなくとも、事件依頼を引き受けます。

弁護士会の法律相談や、インターネットなどで引き受けた相談から事件を引き受けています。

役所で行われている無料法律相談に行かれるのもよいでしょうし、これぞと思う弁護士に相談されるのもよいでしょう。収入の少ない人であれば、法律扶助相談が利用できます。これは、相談料を国が代わりに支払ってくれる制度です。

また、弁護士費用の方が高くついては意味がないので、それは弁護士がそれなりに考えるものです。

まあ、中には「よくこんな事件でこんなに取るなあ…」と思う弁護士を見かけることもありますが。

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弁護士中隆志の法律漫遊記

 みなさんは弁護士というとどんなイメージを持たれていますか。

 このブログは、京都弁護士会所属の弁護士である私が、法律に関係するいろいろな問題について、雑感などを交えて情報発信しようとするものです。

 ただし、法律相談は受け付けておりません。法律相談をする方法は、私の事務所のホームページ(プロフィールに貼り付けています)で読んで見てください。

 なかなかばたばたしていて更新出来ないかもしれませんし、対応も出来ないかも分かりませんが、弁護士がこのようなブログをしていることもあまり例がないかと思いますので、なにとぞよろしくお願いします。

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