もめごとを増やす弁護士
LOSTさんコメントありがとうございます。もちろん、尊敬出来る裁判官もいますが、大半の裁判官に弁護士は疑いを持っていて、「この裁判官に事件を任せるのは心配だ」と感じていることの方が多いですね。裁判官も弁護士に同じことを言っているかも知れませんが。
そう。弁護士の中にも困った弁護士はいます。我々弁護士は依頼者の利益を守るために戦いますが、場合によれば、和解的解決をすることが依頼者の最大限の利益になることもあります。このような場合、通常の力量のある弁護士であれば、事件解決の「落としどころ」を考えて、依頼者を説得して和解的に事件を解決することもあります。
しかしながら、和解的解決が依頼者の最大の利益であることが分かっていながら、あるいは不幸にして能力がなくてそのような理解すらなく、紛争を拡大して拡大していく弁護士もいます。このような弁護士が相手になった私の依頼者も気の毒ですし、このような弁護士に依頼している相手方も気の毒です。中には、紛争を拡大してさらに着手金を稼ごうしているのではないか…?というような疑いをもつ弁護士もいます。
特に書面で、相手方の誹謗や中傷ばかりしている弁護士は要注意です。このような書面は、裁判官からは馬鹿にされますし、同じ弁護士同士からも馬鹿にされていて、そのような書面を書く弁護士は、とうてい依頼者の利益を守ることなど出来ません。
紳士の戦いの中で、戦うべき時は戦い、和解すべき時は和解するのが理想です。
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コメント
もめごとを増やす弁護士、というのはそんなに珍しいものではないのですかね。
実は現在私は交通事故の損害賠償(私が被害者)の件で弁護士に依頼したのですが、私は示談でなんとかなるよう粘り強く交渉して欲しかったのに、私の知らない間に交渉決裂して、突然私に「明日、仮処分の申し立てをするから」と連絡してきました。
そして、「もう加害者側との交渉は終わってるので、最初に依頼された仕事は終わった。仮処分はまた新しい仕事になるので、着手金を払え」というような趣旨のメールを送ってきました。
「そんな途中経過も知らせないで、前日になっていきなり仮処分の申し立てをする、などと言われても困る」という趣旨の事を伝えたら、「じゃあ、辞任する」と言ってきました。
結局、金を使って話をさらにこじらせてしまうことになってしまい、非常に後悔しています。
知人の紹介、という事で、簡単に信頼してすべてを任せてしまったのが失敗のもとでした・・・。
今後どうするかは考え中です。
投稿: tk | 2006年2月20日 (月) 19時51分