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2006年3月15日 (水)

交通事故事件その1

 交通事故に遭って、保険会社から示談の提案。保険会社の提案だし、よく分からないから示談してしまおう…。

 危険です。せめて示談前に弁護士に見てもらうべきでしょう。保険会社の提案はだいたい低いラインで提示してくることが多いものです。いちがいにはいえませんが、弁護士が間に入るだけで金額が格段に上がったというケースはよく聞きます。また、訴訟と示談でも金額が変わることが多々あります。保険会社は二重の基準を持っていると言われていますから、安易に示談することのないようにしたいものです。

 ただ、弁護士を依頼するとして、気になるのは費用でしょう。弁護士に交渉案件から依頼する場合、弁護士によって費用はまちまちですが、私の場合は、事故に遭って収入なども途絶えていることも多いことから、着手金は安くして、自賠責でとれた時に少し手数料をもらって、訴訟しなければならなくなった際に追加着手金と実費、その代わりに報酬は正規か着手金が安ければ依頼者と協議しておいて正規より少し多めにもらうことが多いですね。

 また、死亡事故などでは、自賠責から3000万円は出るのですが、総損害額が5000万円とすると、総損害額で弁護士の着手金を計算するよりも自賠責で3000万円を取ってから計算する方が安くなります。自賠責からもお金が出ているので支払やすいですよね。

 しかし、けっこうちまたでは、5000万円を基準にして、着手金200万円とか平気で請求している弁護士もいたりします。テレビに出ていたりもしたりして。でも、それで支払っている依頼者もいるのですよね…。そらー儲かるわな。報酬は自由化されたからある程度までは違法にはならないけれど、他の弁護士とのギャップが激しいのもいかがなものか、と思いますね。しかもそんな人に限って名前だけで、自分では事件を全くやっていなかったりします。

 こういうのが、悪貨は良貨を駆逐するというものなのかなあ…と思ったりしています。

 一方、私はどうかといいますと…。まあ普通の交通事故事件では着手金が数十万円程度ですね。別途裁判を出すための印紙代(裁判所に納める手数料。これをある程度取らないと、あまりにも気軽にみな訴訟を出すため必要である)が請求額によっては数十万円かかりますから過度な負担はかけたくない。従って、合わせて100万円超えるような請求をした記憶はないですね。相手から現実に支払を受けた場合にはもちろん報酬はいただきますが。

 高いのと違うかな…?と思ったら依頼をやめておくのも手ですね。ちょっと病み上がり(扁桃炎で高熱が出て月曜日は早退して昨日は事務所を休んでいた)なので頭が回らないので変な文章になっていたらすいません。

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