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2006年3月 2日 (木)

消費者金融からお金を取り戻せる場合も…

 消費者金融が現在取得している利息の利率は年26~29%(少し前ですと36~40%)。ところが、利息制限法という法律があり、たとえば50万円の借入であれば、18%以上の利息を取得した場合、利息の約束をしたとしても無効であり、これは元本に組み入れられることになります。 従って、消費者金融が主張している残高はまやかしであり(!!)、長年消費者金融の主張どおりの支払をされてきた場合、既に貸金は消滅しているか、場合によれば過払い金が発生しており、取り戻せる場合もあります。

 このような場合、本人が利息制限法違反だと主張しても、消費者金融の方が上手ですから、上手く言いくるめられて、不利な示談書を取り交わさせられたりして、私のところに相談に来た時点で、取り戻すためのハードルを依頼者自ら上げてしまっていることがあります。

 私のところに破産したいと来られた人でも、話を聞いてみると、相当昔から取引があるという人で、弁護士が間に入った結果、逆に数百万円も過払い金を取り戻すことが出来て、借金がなくなったばかりか、葬式費用まで出来たと喜んでおられた人もいます。

 あなたも、長期間取引がある場合には、過払い金を取り戻すことが出来るかも知れません。ただし、これも生兵法は怪我のもとですので、専門家に依頼されることをお勧めします。消費者金融は、訴訟をしないと取り戻し出来ない場合もあります(任意の話し合いでは無視をします)。また、法律問題について報酬をもらって代理人として整理が出来るのは司法書士(ただし、140万円以下のものの限られる)と弁護士(金額の制限はない)だけですので、資格のない人が代理して報酬を受領した場合、弁護士法違反で依頼を受けた側が逮捕・処罰されますし、そもそも資格がないのにそのような活動を行うことは違法行為ですから、そのような人には依頼されないよう注意が必要です。

 いかにテレビCMと、消費者金融の実態がかけ離れているかおわかりでしょうか。

 ちなみに、内閣府の規制緩和委員会の座長のオリック○の宮○社長ですが、オリック○も、違法な金利を取得して営業活動をしています。アイフ○、アコ○、プロミ○、武富○などみなそうです。高金利には皆さんもっと意識を持って欲しいものです。

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