原付は寒いらしい
まだほとんどリハビリ中の私である。裁判には辛くて出られない。じっとしていると何とか書面は打てるという状態である。本当は電話もつらい。まるでじいさんである。周囲の弁護士の友人の助けで何とか乗り切れそうではある。
加賀百万石の礎を築いた前田利家は、若い頃織田信長の怒りを買い、織田家から出奔していたことがあった。そのときに、普段いい顔をしている家中の人たちが落ちぶれた途端に前田利家を相手にしなくなったという。前田利家は、そのとき、苦労をしている時に手を貸してくれる人こそが真の友人であり、日常では人の心根はわからないと考えたということであるが、私も今まさにそのような気分である。助けてくれる人が多くいて本当にありがたい。
昨日、もう1人の事務員のY本さんが帰る時に、冬に着るような服を取り出しているので、「何?」と聞くと、「原付は寒いんです~」とのことである。もうそんな季節なのか。事務所の中では昼間はまだ冷房を入れないと蒸すというのに。朝晩は寒くなったようである。
少し前まで、バイクの免許を取りたくなりいろんな本を見ていたが、喘息になったのでバイクどころではなくなった。排気ガスを吸って発作が起きて呼吸困難になっていては走るどころではない。バイクの危険さに周囲は反対されたこともあるのだが。
さすがに、ヒメ(うちのY本さんは事務所の中でこのように呼ばれている)のように原付に乗る歳でもないし、喘息持ちにはバイクは難しそうである。
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