無期懲役における仮出獄はやめるべきである(終身刑の導入も)
無期懲役となっても死ぬまで刑務所にいるわけではなく、仮出獄という制度である程度年数が経つと外に出てくる。この仮出獄中に新たに犯罪を起こして死刑となった例や、2度目の無期懲役となる例もある。
しかし、そもそも刑事裁判で、「死ぬまで刑務所にいるのが妥当」とされて無期懲役なのに、仮出獄が許されるというのはいかにもおかしい。無期懲役とされた場合には、被告人が死ぬまで刑務所にいるべきであろう。それが被害者に対するせめてもの国の責任である。被告人側が、更生したときなどに仮出獄が認められるとされるが、そもそも、刑を決定するときにそのような状況も踏まえて刑を決定しているのであるから、無期なのに出てこられるというのはおかしい。被告人も反省しているのだから、残りの人生を活かせるようにしてあげるべきだとの意見も世の中にはあるかもしれないが、世の中には絶対にしてはいけないことが多数あるのであり、それに応じた罰を受けるのでなければ被害者はやりきれない。
外国人犯罪者が、「日本の刑は軽いから」と称して日本で悪事をはたらく例もあると報道されている。
では、どうして刑務所に入れておかないのかというと、私はお金がかかるからであると思っている。刑務官の給与、場所の確保、食事などに国民の税金がかかる。お金を浮かせるために早期に釈放しているように思えてならない。
節約するところは、他にいくらでもあるだろうに。
もちろん私は刑事事件もするので、弁護するときは最大の弁護をするように心がけるが、弁護を最大した後は、やはり確定した罪を償うことは当たり前だという考えだということである。
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