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2007年2月19日 (月)

なしのつぶて弁護士

 訴訟外の交渉で相手方に弁護士がつき、交渉をするが、全く回答が返ってこない弁護士がたまにいる。こちらで、「最終回答でなくとよいので、こちらの依頼者に説明する必要があることから、現在の状況だけでも知らせて欲しい」とファックスをしたりするのだが、全く音沙汰がない。
 電話をしても不在であったりする。

 弁護士が代理人に就任していると相手方本人に直接連絡してはいけなくなるので、こちらとしては弁護士に連絡をするしかない。仕方がないので訴訟を提起すると、「訴訟外で出来た話で訴訟を出されたのは心外だ」とか、「訴訟を出されたことで解決が難しくなった」として怒っていたりする。おいおい。

 弁護士は一定の限度で相手方に対する責任というものもあると思うので、相手方に対する回答を放置するというのはよくないと思っている。既に最終的な回答をしているのにまだしつこく回答を求めてきている場合は別として、引き受けておいて、何も回答しないというのは不誠実である。

 私はこんな弁護士を、「なしのつぶて弁護士」と呼んでいる。

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