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2007年3月13日 (火)

ICOCAでようやくひっかからなくなった私

 少し前にJRの定期券をICOCAに変えた。ICOCAだとピッとタッチするだけで改札を通過できるというのでいちいち定期入れから出さなくてよいし、電子データで乗り越し分も一瞬にして精算してもらえるというので変えたのである。それまでは改札を通す定期とジェイスルーカードであった。

 しかし、変えてから半年ほどは、改札で引っかかりまくった。自分ではタッチしているはずであるし、私は自分でいうも何だが運動神経がそれほど鈍い訳ではないのだが改札で引っかかるのである。1日4回は改札を通るのだが、そのうち2回はタッチしたつもりがうまく出来ておらず改札で挟まってしまうのであった。
 そのため、ICOCAで改札を通る時はいつもどきどきしていた。今日はひっかかるまいと思っていてもひっかかったり、自分ではいけたと思って通っていても実はタッチ出来ておらず、入り口は通過できても出口で「入場記録がない」と言われて出られないこともしばしばであった。
 私の横では財布の中にICOCAを入れているらしいお姉さんが、分厚い財布をピッとならして通過していくのである。嗚呼。なんで俺だけひっかかるんや。俺の定期入れは薄いから財布より感度ええはずやろ。
 

 おまけに、ICOCAが通用しないところまでいくと、ICOCAの入場記録は無用の長物であり、宮津の法律相談に行くときは、機械の改札を通ってからいっても、宮津駅ではICOCAはないので(北近畿タンゴ鉄道であるから当たり前なのであるが)、逆に帰りのJR駅で入場記録を取り消してもらわないと、次にJRで自宅に帰ろうとすると、「出場記録無し」で入れなくなるという始末であった。
 そのため、わざわざ京都駅で一度外に出て、京都→宮津の切符で入り直すという技も試みたが、出口から出てすぐに切符を取り出してまた入るというのは端から見ていたらおかしな奴であろう。駅員に聞くと、草津駅で入るときに、有人改札でICOCAを見せて入ってくれればよいとのことであった。
 嗚呼。電子化がポイントのICOCAを普通の定期のように見せて入るこのむなしさ。

 とこのように問題だらけのICOCAであるが、最近は財布のお姉ちゃんのようにスマートにタッチすることは諦めて、ゆっくりタッチして確実に入場・出場するようにしたので挟まらなくなったが、それでもまだ改札を通る時は内心緊張している私なのである。

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