電話リース被害集団提訴
昨日10時に京都地方裁判所に電話リース被害について集団提訴をした。リース会社はオリックス、NTTファイナンス、三洋電機クレジット、クレディセゾンで、既に支払ったリース料の返還と、これから契約が続行すれば支払わなければならないリース料金の支払義務がないことの確認を求めての訴訟提起であった。
当日はありがたいことにテレビ局が多数取材に訪れてくれたので、終了後急遽弁護士会館で記者会見を開いた。テレビのニュースでも流れ、新聞でも大きくとりあげていただいている。
我々弁護団がつちかっているノウハウをいかにして全国の消費者被害救済にあたられている弁護士に伝え、各地でも被害救済をしていただけるかがこれからのポイントである。被害が京都・大阪近辺だけな訳がないからである。
常識で考えても、年商がそれほどなく、自宅兼事務所でしている零細個人業者に7年間で数百万円支払うようなリース契約をする動機付けがあるはずがないし、そんな多機能な電話が必要であるはずもない。こうしたリース契約を締結するリース会社の責任は非常に非常に大きい。私は零細個人事業者では、基本的にこうしたリースは不要だと考えている。また、7年間という期間でリースを組むために、1回1回の支払は少額のように思えるので、ここも巧妙である。
こうした零細事業者を食い物にする商法を撲滅するために、引き続き努力していかなければならない。
ただ、弁護士が増えすぎて過当な競争をするようになれば、こうした少額でペイしない事件は誰もやらないようになるだろう。それが経済界の狙いなのではなかろうかと思う今日この頃である。
※ブログペットが私のブログを読むのはよいが、ムチャクチャな要約をするので困りものである。パンダだから仕方がないのか。
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