話言葉による限界
人は見た目が9割という新書を最近読んだ(最近新書に凝っている)。
この本によると、言語によって伝えられる情報は1割もないということである。
この本によると、話しぶりや、見た目が残りの9割を占めていて、同じ事を言われても、「あの人なら納得する」けれど、「この人だったら納得しない」ということが多々あるということである。
我々弁護士は、法廷で書面中心の活動をしているが、裁判官に理解してもらうためには、ビジュアル化を図ることも重要だと言われているのは、こうしたところから要請されることなのであろう。
話し方も重要だということであり、確かに、言っていることはそう悪くないのであるが、なぜかこの人がいうと重みがないとか、説得力がないということはありそうである。
これから裁判員制度が始まると益々この傾向は強くなるのではなかろうか。
見た目で勝負を決められると、イケメン弁護士が有利となるのであろうか。
しかし、見た目はある程度どうしようもないので、イケメンではない私などはどうしたらよいのかと悩むのである。話し方を工夫するとか、証拠の作成などを工夫するしかない。
しくしく。
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