手帳の残りわずか
10月に入ると手帳の残りもわずかとなってくる。そしてこの時期には新しい手帳が本屋や文房具店に並ぶのである。こうして並んでいるいろいろな手帳を見るのは楽しい。また、手帳の残りが少なくなると、それだけ今年も仕事をしたのかと思い、あとひとふんばりという気にもなってくる。
いくつか手帳を試したのであるが、やはり私には日常の仕事で使用するには大阪弁護士協同組合が販売している訟廷日誌がもっともよい。私のものは黒色の表紙で、裏には印紙代や裁判所の管轄が入っているものである。本人さんが調停や訴訟をして事足りる事件のアドバイスをする場合に、「どこが管轄ですか」と聞かれた時重宝する。
ただし、この日誌は見開きで1週間ではないので、書き込むスペースはそれなりにあるものの、提出期限を把握するなどの長期的な予定の把握が難しい。
その欠点を補うために、整理用・個人用手帳として、少し前までは野口式、超整理法に従い、毎年超整理手帳を購入し、ホワイトハウスコックスの超整理手帳用カバーまで購入したのであるが、超整理手帳は書き込む部分があまりにも小さく目が痛くなるので数年前に使用を断念し(長期的予定を把握するには最高であったのであるが)、今は見開き1週間のフェルテ6という手帳の高橋の手帳を整理用・個人用手帳として使用している。当然来年もこの組み合わせで行く予定なので、高橋のフェルテ6は購入済である。事務所で事務員が私の予定を把握するために予定を書き写す手帳も同じものである。
クォバディスの手帳も整理用に一度購入したが、外国製なので使いづらかったので、1ヶ月で使用を断念したことがある。
前にも書いたが、私は手帳を2冊使用しているのである。基本は訟廷日誌なのであるが、日誌は時間順に書き込むようにもなっていないし、1週間の予定を見ることが出来ないので、整理用にフェルテに書き込みながら予定を考えていくのである。手帳は書きっぱなしではだめで、時にこれを整理しつつ今後の予定や行動を考えなければならない。
電子手帳を使用している弁護士やビジネスマンも多いが、私は使用する気はない。紙媒体の手帳に一覧性や予定を入れる時の早さなどで、電子手帳はかなわないと考えているからである。電子手帳には他にも機能はあるであろうが、それは別の機械で補ってもよいのである。
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