花
花が咲く季節となってきた。
「人はいさ心もしらずふるさとは花ぞむかしの香ににほひける」は百人一首の中の紀貫之の歌だが、ここで歌われている花は梅のようである。
梅の花がちらほら咲いているのを見るのも風情がある。
ただし、咲いて欲しくないのは杉の花である。私も杉アレルギーなので、国策で杉を植えた当時の官僚を訴えたいくらいである。
過ぎたるは及ばざるがごとしとはよくいったもので、何でも偏るとよくないのである。杉を植えすぎたおかげで杉花粉症が出ているし、そのほかにも日本は極端に走りすぎるきらいがある。
弁護士を急激に増員することに反対する決議にバッシングがさかんだが、その論調はみな同じである。
何でも「過ぎたるは及ばざるがごとし」である。
徳川家康は好きではないが、人生において手本にすべきは家康であろう。
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