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2008年5月23日 (金)

昆虫の超能力

 昆虫の超能力を書いた本も好きでたまに買って読むのだが、カマキリの卵の高さを見ればその年の積雪量が分かるというのは有名である。
 中国の大地震の前にカエルが異常発生して移動したという報道がされているが、昆虫や動物は我々人間にはない能力を備えているようである。むしろ人間はそういう能力を失ってしまったのかもしれないが。

 昆虫には脳がなく、脊髄反射で生きているということも書かれているが、脊髄反射だけでどうして生きていけるのかも不思議である。生物は自分の子孫を残す本能があるとされるが、本能は脳にはなく、遺伝子レベルのものということなのだろう。脳のない生物が自己の複製を残すのも同じ原理であろう。

 子孫を残すために昆虫は超能力を使って雪が来ないところにかまきりは産卵する。時にカマキリの雌は交尾に来た雄を食べるという(常に食べる訳ではなそさうである)。それもこれも自らの複製を残すためである。

 人間は自分の子を虐待したりして時には殺すことがある。少し前に、ドイツで自分の娘を失踪したことにして地下室に閉じこめて強姦し、子どもを5人産ませた父親の話が話題になっていたが、これも鬼畜といわずして何であろうか。

 昆虫の方が気高いのかもしれないと思わせる出来事が多いような気がするのである。

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コメント

昆虫の超能力ときいてある本を思い出しました。米国人に教えてもらい〇マゾンで購入し読みかけて挫折した本ですが~ 内容は、昆虫には不思議な力があって人の言葉や思いを伝えようと思えばきちんと分かるというようなことが書いてある、らしいのです。

私がうまくお伝えできなくて辛いですが、もしかして先生はもうすでに読まれましたか?
THE VOICE OF INFINITE IN THE SMALL
という題名です。前書きを読もうとしてストップしたままでした。
読んでもいないくせに、このごろでは蚊などの虫をいきなり叩いて殺したりせず外にどうぞと誘導しているのです。

投稿: ふなまま | 2008年5月24日 (土) 00時45分

 その作品は読んでいませんが、別の本でインディアンか何かは忘れましたが、ブッシュの中に入っても全く毒虫に刺されないのに、同行した人は刺されまくるので「どうしてか」と聞くと、「自分は虫たちに語りかけているからである。こちらが悪意や敵意を持たなければ、虫も刺してきたりしないものだ」ということを話されたというような逸話を何かで読んだことがあります。
 吉川英治の宮本武蔵でも、武蔵の殺気が敵を作るというようなことを言っていたシーンがあったように思いますが、自らの行動が敵を作るということはあり得るような気がします。私は聖人君子にはとてもなれそうにないので無理ですが(歳がいったら物わかりの悪いいじわるな爺さんになりそうです)。

投稿: 中 隆志 | 2008年5月25日 (日) 21時35分

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