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2008年6月29日 (日)

読書日記6月29日

「武将列伝 戦国終末編」海音寺潮五郎。武将列伝の最新刊である。
真田昌幸、伊達政宗、石田三成などが登場する。真田昌幸は、真田幸村の父親である。幸村は大阪の陣で真田丸を築いて敵を寄せつけなかった大功をたてるまでは無名で、昌幸は「海道一の弓取り」である徳川軍を二度に渡り叩きのめしたことで声望があった。海音寺は、真田昌幸は局地戦では強いが、大きな意味での戦術家でもなければ政治力もそれほどではなかった趣旨のことを書いているが同感である。海音寺も、「幸村の見事さが父親にも好影響を与えた」という趣旨のことを書いている。歴史好きであれば絶対に落とせない作品であろう。

「Dの複合」松本清張。最近は松本清張にはまっているので、読んだ。法律相談の待機時間にほとんど読んでしまった(私はパソコンは持ち歩かない主義なので、外に出ている暇な時間は専ら本を読むことにしているからである)。最近の稚拙な推理小説と違い、最後に「何じゃこれ」というようなところがないのが昔の大家の作品のいいところである(横溝正史も同じ)。ただ、横溝正史の獄門島が、動機にやや弱いところがあるとされているところと同様、この作品も犯人の動機という点ではやや弱いのではなかろうかという気はした。ただし、作品としては素晴らしく面白い。

「仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか」山本ケイイチ。パーソナルトレーナーが書いた新書。新聞ででかでかと書かれていたので購入してみた。内容的には目新しいところはなく、若干自らの職業を売り込むいやらしさも見え隠れするが、仕事をする上で体力が重要であることを再認識させられるという点では意味があった作品ではある。
 私もサッカーをするために多少はトレーニングしているのだが、中々鍛え上げるというところまでいかないのが現状であるが、この本を読むとそれも年齢的に仕方がないのかと思ってしまうところもある。それではいけないのだが。

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コメント

ブログを2007年の6月ごろまで遡って拝見しました。真田幸村、ありましたね。見つけたので次回ゆっくり読ませていただきます。真田昌幸、幸村に関して、私は、池波の「真田太平記」くらいしか読んだことがありません。NHKのドラマでこの父子を丹波哲郎と渡瀬恒彦が、大河ドラマで草刈正雄が幸村を演じたのを記憶しています。

投稿: ふなまま | 2008年7月 2日 (水) 01時21分

コメントありがとうございます。
ブログ内検索があるので良かったら使ってみて下さい。
このブログの左側の欄のココログのマークの少し上です。
矢印をクリックしてもらうと、このブログ内検索というのが出てきますので。
真田太平記は名作ですね。
あれを読まずして大阪の陣を語るなと思います。
津本陽の「乾坤の夢」での大阪の陣の描写も迫力がありますが。
しかし大阪の陣を描いた作品で一位はやはり司馬遼太郎の城塞です。

投稿: 中 隆志 | 2008年7月 2日 (水) 17時58分

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