土日の仕事
土日に仕事をしていることもある。
今週末も仕事をしている。
弁護士会の会議のため先週は舞鶴に行っていた。こういう会務のことで土日に仕事が入ることもある。
また、仕事が詰まってくると、土日に仕事をしていることが多い。
仮差押とか仮処分という急ぎの仕事が入ると、土日が潰れる。
必要な文献とかを平日にコピーしておき、基本的な文献を家に置いていると、自宅でも起案が出来る。私はだいたい自宅で起案している。金曜日と月曜日の朝の鞄の重さを考えるとぞっとするが、自宅と事務所がそれなりに離れているのでこの方が効率がいい。
打ち合わせが入っていて、そのための検討時間がないときなども土日にするしかない。相手や関係者から出る書面や資料がこちらの準備が十分出来る状態で出るとは限らないが、打ち合わせを入れた以上、こちらがどうにかして検討して打ち合わせに臨む姿勢であるべきであろう。
事務所に来ないと起案が出来ないというタイプも結構多いようである。聞くと、「まとまった時間が取れないと書面が書けない。中断されるとだめ。」というタイプである。
私は細切れの時間にすぐに仕事に戻れるタイプなので、自宅でも仕事が出来る。
どうして細切れでも自宅でもできるか考えてみたところ、過去に自宅で勉強しているときに割合邪魔が入ったからであろうかと思う。高校受験、大学受験、司法試験受験のときも自宅でしていたが、その都度邪魔が入った。
高校の時は、狭い借家の入り口で、同居していた祖父がガンガン音をさせながら寿司桶を作っていた。祖父は寿司桶などを作る職人であったので、この音がうるさかった。
音がうるさい中で集中しなければ勉強できなかったのである。
大学受験の時は、賃貸マンションに引っ越していたが、狭い家で勉強していると、父親がふすまの向こうで、でかい音でナイターをつけたり、漫才を見て大声で笑ったり、演歌番組を見て大声で歌うのであった。これについては文句を言ったし、父親は京都大学に入って欲しがっていたが、基本的に私の父親は言動不一致の脳天気男で、京大に入って欲しいというわりには全く私が勉強するのに協力しないのであった。
司法試験受験の時は、司法試験浪人のため、自宅で昼間勉強していると邪魔が入らないように見えるが、そうでもなかった。
まずは猫が攻撃してくるのである。
勉強している本の上にどっかりと乗ってきて、そこで寝始めるのであった。
ずりずりとどかせると、またその上に乗ってくるのである。
猫くらいひっぺがせばよいのではという意見もあるであろうが、これは猫を飼ったものでないとわからない。そうして邪魔をしてくる猫がとてつもなく可愛いと思うというのが猫好きの特徴なのである。
最終的には私の膝で我慢してもらうのだが、その戦いに30分は勉強が中断するのである。
その次は祖父の攻撃である。祖父は耳が遠かったので、こちらの思惑関係無しに話しかけてくるので、その間勉強が中断されるのであった。これも15分から30分は話かけてこられた。今でも基本的におじいさんの依頼者の話を聞けるのはこの経験が役立っているような気もするが。
こうした環境で勉強していたので、たいていすぐに仕事モードに入れるのであろうかと最近思っている。
とはいえ、仕事モードも時々スイッチを切らないと、人間であるので身体も保たないとも思っている今日この頃である。
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