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2008年9月21日 (日)

読書日記9月22日

「侍はこわい」司馬遼太郎著。司馬の短編集。初文庫化作品も収録されているとのことで購入。人間のおかしみというか、おもしろみを随所にちりばめている。

「深夜特急1~4」沢木耕太郎著。4まで読んで少し疲れて、5と6はもう少し先に読むことにした。著者が26歳の時に突然アジアからイギリスまで基本的にバスで行こうとしたときの旅行記である。若い時に旅行をしたいという衝動を感じる人は多いようであるが、ある意味でいえばそれは甘えた話のようにも思われる。沢木の作品は読んでいて面白かったが、どこか甘えた人間の嘘くささがあるような気がする。
 養うべき親がいたり、病弱であったり、様々な理由でそんな衝動があってもそうした行動を取ることが出来ない人たちからすれば、仕事を放り出して旅行に行くことが出来るという人じたいが特権階級であり、こうした旅行記は甘えの記録そのもののような気もする。ただ、内容そのものは面白い。若い頃に読んでいたら影響を受けたであろう。25歳から働きはじめて、今38歳の私にはその程度にしか響いてこない。

「司馬遼太郎が考えたこと 1」司馬遼太郎。司馬の初期の頃のエッセイ集。新潮文庫から15巻まで出ている。まとめ買いしていたので、とりあえず1巻から読むことにした。司馬の若い頃のエピソードが随所に出ていて大変興味深い。司馬は酒が弱かったようで、出来れば飲みたくなかったであるとか、魚が大嫌いであったであるとか、そうした司馬の嗜好が作品の中にもあらわれているような気がする。池波正太郎であれば、酒と食べ物が随所に出てくるからである(剣客商売シリーズを読んでいるとつい晩酌をしたくなる)が、司馬作品ではそれほどでもないからである。

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コメント

池波正太郎の作品は実においしそうな食べものが出てきますね。書いてある通りに作ったことがあります。
彼が京都で食べたものを本で読んで、真似して買いに行き食べたこともあります。
そばと日本酒、シジミ飯、美味しいすき焼きの作り方とか印象に残っています。

投稿: ふなまま | 2008年9月24日 (水) 00時34分

池波正太郎が一番おいしいのは大根だと書いていたように記憶しています。小さい鍋で大根を炊いて、ふうふういいながら醤油を掛け回して食べる…というような話ではなかったかと思います。
司馬作品にはそうした描写はあまりありませんね。
作者の好みなのでしょう。
松本清張もそうしたシーンはあまりなくて、その人の属性とか収入とかがやたら書き込まれていますね。

投稿: 中 隆志 | 2008年9月26日 (金) 23時37分

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