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2008年9月26日 (金)

雨靴

 今朝は激しい雨であった。昼からはあがるようであるが。
 雨の時は高い革靴を履くと傷むので、雨用の靴をもっている。札幌では裏側がスタッドレスになっている冬靴を履いていたが、雨の時も革靴だと底が革だと滑るし雨が浸みてくる。

 私が履いているのはエコーのゴアテックス製のビジネスシューズである。ゴアテックスは防水かつ汗を通す高機能素材である。これを履いていると、雨の日でも安心である。
 多少デザイン的には問題があるが、雨の日の仕事も安心である。

 さて、昨日は修習生の実務修習終了式であった。皆、これからの希望に燃え、晴れやかな顔をしていた。しかし、新司法修習には光と陰がある。卒業後5年以内に3回しか受験できないのである。私は最近この受験制限に怒りを覚えている。意見書でも書いてやろうかと思う。
 ロースクール卒業後、短い期間で受験させてロースクールの線の教育を活かそうということでのことと、合格率を下げさせないための制限であろうが、ロースクールじたい、線の教育が出来ているか否かというのは極めて微妙なところがあるし、合格率などというものは、受験したい人数によって変わる物で、そう気にすることはあるまい。
この回数制限は、法曹を目指すものにとって大きな参入障害となりうる。優秀な人材でも、「3回失敗した時のことを考えなければ…」と思って他の業界を目指すことにもなりうるだろう。機会は平等だというかもしれないが、3回失敗した後のケアが何も考えておらず(さすが理念だけが突出した結果実現された司法改革だけのことはある)、法曹という職業にどうしてもつけない人たちの将来を阻むこととなる。
ロースクール自体を統廃合することはもちろんであるが、受験回数制限ということはやめるべきであると思うのである。

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コメント

3回の回数制限につぃて,僕も全く同じ意見です。大変強い怒りを覚えています。この問題は,法曹人口の拡大についての是非とは全く別の問題だと思います(むやみな拡大を制限することには賛成していても,3回の回数制限には完全に反対です)。
意見書を書く際には,お声がけいただけましたら,喜んでお手伝いいたします。
なお,回数制限に対する対応策としては,予備試験という試験が設けられるようですが,その合格率は,旧司法試験よりもはるかに低いものとなる予定だそうです。

投稿: M野です | 2008年9月27日 (土) 11時42分

 予備試験は予備試験でいいのかもしれませんが、ロースクールを費用をかけて卒業した人に対して回数制限をする意味はわかりませんがねえ。
 意見書は是非書きたいと思っています。
 年に一度仕事以外の周辺部分をやる気になるのです(携帯電話の譲渡禁止の意見書の次は法曹人口。その次は電話リース。ここ2年ほど寝ていたので、今年は2つ意見書作成にかかわるつもりです)。

投稿: 中 隆志 | 2008年9月28日 (日) 21時25分

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