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2008年9月28日 (日)

エクスパックを利用した詐欺横行

 最近、表題のような詐欺が横行しているようである。
 手口はいろいろだが、融資するためには保証金がいるので、まずは保証金を送金して欲しいとする融資保証金詐欺(そんな保証金がいるならそれをさっ引いて貸し付けてくれればよいのである)であるとか、いわゆるオレオレ詐欺であるとかである。
 過去には他人名義の通帳などに振り込ませることが主流であったが、これだと通帳に支払ったという記録が残り、後を追われたり、他人名義の通帳の譲渡が禁止されたこともあり(これには京都弁護士会が作成した意見書が一役買っているが)、通帳の利用が難しくなっていることが影響しているであろう。

 本来、エクスパックでは現金は送れないのであるが、書類の間に挟んで送るように指示したり(その時点で相当怪しいと思うのだが)、そんなことを知らない人が指示されたとおり現金をこれで送ってしまうのである。
 そして、これだと、まず、通帳と異なり、「支払った」という証拠が残らないのである。
  あとは、相手は私書箱などを利用している為、相手の特定も極めて困難ということになる。
 弁護士も警察も後を追いにくくなるのである。
 もしこのブログを読んでいる人がそうした指示を受けたら、それは詐欺である可能性が極めて高い(広島県警のホームページでは、詐欺と断定している)ので、まずは警察か弁護士に相談されることをお勧めする。
 K藤S一郎君と、意見書を書きたいと思っているところである。年に一度仕事以外の仕事周辺部のことをやる気になる性質なので。

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