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2008年12月26日 (金)

今日で最終日

 暦からすると、今日で仕事納めのところは多いのではないだろうか。
 私の事務所も今日で終了である。
 今年はまあまあの年であったように思うが、はてさて来年はどうなることか。

 世間では景気のいい話は聞かず、民事訴訟は減り続けているのに弁護士は増員傾向が続いている。
 これから弁護士になる人は独立することはとてつもなく難しいのではないか。

 ところで、週間東洋経済だか何かに、規制改革委員の福井秀夫氏が、弁護士の仕事は99%定型業務で、八百屋が野菜を売っているのと同じだと発言したと書いてあった。

 サルでも出来る弁護士業という本を書いた弁護士もいるようだが、その弁護士はこのように言われて「我が意を得たり」となるのであろうか。しかしまあひどい発言ではある。
 福井委員の知っている弁護士はそうした仕事しかしていないのであろうが、自分が知っている弁護士がそうであるからと言って他の弁護士が皆そうであると決めつけているのであれば、それだけで自らの社会体験の乏しさを自白しているようなものである。自虐趣味でもあるのだろうか。
 人は自分の経験の中でしか物事をはかれないところがあるが、この人はそれの最たるものではないかと考えてしまう。それが間違っていると考えないのだろうか。分かっていてそうした発言をしたのだろうか。
 多くの弁護士は自分の資格に誇りをもち、業務に熱意をもってやっているし、定型業務でもなければ、サルでも出来るような仕事では決してない。

 今は過払いで物凄い売上を上げている弁護士がいるが、頂点を見た場合、転落も早いのが歴史の常である。
 福井委員にしろ、あまり有頂天になっていると落とし穴が待っているものなのである。

 ともあれ、年内にブログを更新するかどうかはわからないが、とりあえず、みなさん、よいお年を。

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コメント

今年は先生のブログを読ませていただくことで楽しみな時間が増えました。楽しいことが色々とあることは幸せなことです。ありがとうございました。

投稿: ふなまま | 2008年12月26日 (金) 03時09分

 ふなままさんを含めて、読んでくれる方が数多くいてくれていますので、書き続けようという気持ちになります。
 弁護士の仕事に対する誤解や、実際どうなのかとか、若手弁護士や修習生にとった参考になる記事、あるいは、私自身がそうありたいと思う人生訓、その生き様から何かを学び取りたい歴史上の人物や出来事を来年も書いていきたいと思っています。
 時折ほっこりするような話も書いていきたいですが。

投稿: 中 隆志 | 2008年12月28日 (日) 23時39分

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