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2009年3月26日 (木)

避難訓練

 今日は弁護士会の避難訓練であった。私も次期役員の1人として参加したのだが、事前に特段の話も説明もなかったので、うろうろとしている間に訓練は終わってしまった。
 昨年は「なっていない」と相当消防署から叱られたと聞いていたが、今年も叱られてしまった。
 いろいろと参考になる話が聞けたが、慌てふためいた時にどれだけ実践できるかと自分で考えると怪しいものである。ただ、弁護士会には多くの一般の方が出入りするので、災害発生時には役員と職員の適切な対応が望まれることも当然である。

 訓練終了後は、地震を体験できる自動車と、完全に囲いのあるテントを張り、その中にしきりを作って少し迷路のようにした中に煙を充満させて、その中を進むという2つの災害体験もあった。
 地震は、震度7まで体験でき、神戸大震災や関東大震災の再現も出来るというもので、身構えているから対応できるが、突然あんな地震が発生したら冷静に対応できる人は中々いないであろうと思う。貴重な体験をさせてもらった。
 煙の中を進む実験は(煙じたいは、人体に無害なもので作られているのだが)、本当に前が何も見えず、弁護士会の事務局からすると、「去年より煙りが濃い」ということで、煙は上の方に行くので這って進むように言われたが、ほとんど手探りで進むということしか出来ず、煙の怖さを思い知らされた。
 煙実験は2回あり、2回目はライトを持たされて、男女ペアで進み、どのペアのところにか消防士さんが中で倒れているので、テントの中から救助するという作業が加わった。煙の中を進むのにライトは相当役に立つということだが、実際には手元しか照らせない。しかし、手元だけでも照らせるとそこだけは視界が確保できるので、ライトが重要なことがわかった。
 私の前の3ペアの時は人は倒れておらなかったが、私が弁護士会の女性事務局を後ろにしてライトで照らして進んでいくと(2回目は進行方向が初回とは変えられるので、やりづらいのである。)、人が倒れていた。
 消防士さんが倒れていたので、避難訓練の時に教わったやり方でテントから1人で無事引きずり出せ、女性事務局は先に出て明かりを確保してくれるという連携作業であった。
 しかし、ほとんど四つんばいで進んだ為に、革靴の先がコンクリートで削れてしまい(結構いい靴だったのである。こんな訓練まであるなら、ぽろぽろの靴を履いておけばよかった。しくしく。)、授業料が高くついた避難訓練となった。

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