読書日記9月16日
「とり残されて」文春文庫。宮部みゆき。
ファンタジー的な要素が強い短編集。一番怖かったのは、「おたすけぶち」。
宮部みゆきの筆力は相変わらずすごい。
「人間失格」。ぶんか社。太宰治。
ずいぶん昔に読んだ記憶があったが、本屋で何気なくとったので購入。
中学生くらいに読んだ時と、今とではずいぶん印象が違うものである。
中学生の時は、ほとんどわからず、変なオジサンの生涯記程度にしか思わなかった。
読むそのときそのときによって、読書は違う発見をもたらしてくれるものである。
「薄桜記」新潮文庫。五味康介。
柳生武芸帳を書いた五味作品。
むちゃくちゃおもしろい。どこまでが史実でどこまでが虚構なのかわからなくなる。
忠臣蔵を舞台としているが、ほとんどそちらはサイドストーリーとなっている。
時代小説かくあるべし。
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