読書日記10月21日
「KAPPA」(徳間文庫、柴田哲孝)。柴田哲孝のUMAシリーズが面白くて、3冊続けて読んでしまった。主人公は有賀というルポライターで、ジャックという雑種の犬が活躍する。
河童伝説が残る沼で、河童に襲われて2人が死亡した。河童の正体は。そして河童は退治できるのか。UMA好きには面白い。
「TENGU」(祥伝社文庫、柴田哲孝)。同じシリーズだが、有賀は脇役である。
ヒロインがあまりにも悲惨な境遇。そのヒロインを愛する主人公。次々に殺される村人。天狗は実在するのか。暗躍するアメリカ兵。やりすぎの感があるほどのエンターテイメント小説。ただ、ラストはKAPPAや、RYUに比べるとイマイチの感がある。
「DANCER」(文藝春秋、柴田哲孝)。同じシリーズ。ジャックは老犬となり、有賀も年老いている。主人公は有賀の息子。大学で発見される惨殺死体。そこから消える有賀の息子。犯人は有賀の息子なのか。ラストはこのシリーズを読んだ人であれば涙、涙。
たまにはこういうものを続けて読むのも面白い。
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