関西カップ2010
20日の土曜日は第3回関西カップであった。全国大会後、1年間燃えるものがないということで、春先に何かイベントをやりたいという気持ちがあり、私が企画して始めた大会であるが、既に3年続いている。
参加するのは大阪、神戸、京都の3地域で、それぞれ2チームずつ出して優勝を競うのである。
今回の場所は出来たばかりの大阪堺市にあるナショナルトレセンである。いい場所を取ってくれた大阪弁護士会のサッカー部の皆さんに感謝である。当日はオーブン前イベントで他のコートでも試合が行われていた。
今回は京都チームは人数がそれぞれ15名ずつくらいしかおらず、高齢者が多いマスターズチームのうち、昼から二人が帰るという人数不足の中での試合であった。フォワード要員がいないので、私もフル出場であった。ほとんどのマスターズチームメンバーがフル出場というしんどい大会となった。
雨天の予想もされていたので、心配していた天候もほぼ快晴で暑いほどであった。しかし風が強く、風上になると非常に攻めやすくなり、前半と後半で戦い方を変えないといけない状況であった。
マスターズチームは初戦神戸1と対戦。神戸の強い方のチームである。何とか集中した守りからのカウンターでむしろ押し気味に前半を進め0対0で折り返したが、後半に神戸チームに左サイドを突破され、そこからの低いセンタリングをキーパーが処理を悩み中途半端にはじいたところを詰められて先制される。その後もチャンスメイクしたが逆に終了間際1点を奪われ2対0で敗北。一試合空いてマスターズは大阪1と対戦。こちらも大阪1の強い方のチームである。
こちらの試合は大阪1の落ち着いた試合運びにチャンスを少ししか作ることが出来ず、3対0で敗戦。キーパーが弾いた球がそのままゴールインするなど、キーパーの処理の誤りもいくつかあったが、それを除いても内容的には完敗である。
当日は6つのチームを二つのリーグに分けてそれぞれのリーグの同順位同士が順位決定戦を午後から行うというものであった。これまで二回の関西カップで、京都マスターズはまだ一勝どころか一点も奪えていない。午後からの試合は何とか最下位は免れたい。
京都1は3連覇をかけてリーグ戦を戦った。初戦は神戸2。京都1は昨年優勝しているので優遇措置として2の方のリーグなのである。結果は5対2で勝利。京都1のジュビロ磐田の前田選手と高校時代2トップを組んでいた京都のエース山田選手が爆発した。
トップ下の栃木から来てくれている小沼選手とこの山田選手が前線にいると相手ディフェンスはなすすべがない。二人を押さえても2列目3列目から右サイドハーフの岩崎選手やボランチの牧野選手、関西カップだけ京都から出る金子選手、右サイドバックの飯田選手がいるので、止められないであろう。左サイドハーフの武田選手は、中華大陸で食べ過ぎた為に、自らが走るプレーヤーよりは人を使うプレーヤーになっていたが・・・。
一方、センターバックには高速で走り続けられる宮崎選手、ハイボールに強い高選手、キーパーには安定感抜群の安田選手がおり、左サイドには最近ジムで鍛えだした大浜選手がいる。そして控えメンバーもタフさには定評がある田中選手、実は京都のリーサルウェポン秋重選手、当たりに強い青野選手、テクニックがある神子選手と層が厚いのである。
2試合目の京都1の大阪2との試合は、6対1とこちらも完勝。途中で決勝に向けて山田選手などを休ませつつ、完勝した。岩崎選手のアウトサイドにかけたと見えたが実ははトーキックのシュートが決まったのも大きかった。小沼選手が爆発した試合であった。
午後から京都2は最下位をかけて大阪2と対戦。大阪2はメンバーが前後半入れ替わるため、フレッシュな状態である。しかし、京都2はほぼ全員フルに出ている。
走り負けないようにしなければいけない。
一進一退の戦いであったが、フォワードに私、トップ下にテクニックと運動量のある高山修習生、左サイドに大幅に遅刻してきた水島選手、右サイドの何分保つかわからない遠山選手、ボランチに足が攣ってもおかしくない内村選手、テクニックと冷静なプレーが光る後藤修習生、センターバックに長身の小松選手(栃木弁護士会)、前線から厳しく当たってくれるファイト溢れるプレーの杉山修習生、左サイドに堅実なプレーが持ち味の高橋選手、左サイドは子連れの河野選手、キーパーはよく自分の体重で足を痛める藤川選手と見て貰えばわかるように修習生頼みの陣容で臨んだ。交代要員として、自分がいつまでも若いと思っている小松選手、ミスのないプレーが持ち味の市原選手、練習にあまり来ないがなぜか結構走れる西田選手である。
後藤修習生がやや左寄りでボールを貰いドリブルに入る。その動きを見て私がファーサイドにフリーで流れる。相手のバックの戻りが遅かったが、私に二枚ついてきた。私がファーに二枚ディフェンスを引き連れたので、中央がぽっかりと空いた。
後藤修習生が一人かわせばフリーになれる。切り返しでかわしてシュート。これがネットに突き刺さった。
待望の一点。これを守りきって三年連続の最下位を免れた。
京都1は優勝をかけて神戸1と戦った。一進一退の攻防で、あまり得点をされる懸念はなかったが相手が引いて守っておりこちらも得点チャンスがない。PKになればお互い優秀なキーパーを擁しているのでわからない。途中、山田選手が左肘を痛めるアクシデントもあったが、後半から再度出場。
牧野選手のすばらしいコーナーキックを小沼選手のヘッドで一点。神戸もそれからは攻めてきたが危なげない展開。逆に、終了間際、右サイドハーフの青野選手がゴール前のセンタリングに飛び込み、2点目を奪い突き放した。
そして終了のホイッスル。
見事3連覇である。
オジサンではあるが、オジサンなりに楽しめるサッカーもあるので、サッカーは辞められない。来年もこの関西カップが開催でき、私も出場出来るように精進しようと思うが、ついつい普段は酒を飲んでしまうのが悪い癖である・・・。
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コメント
京都2の西田選手を忘れていますよ
投稿: 豆重 | 2010年3月24日 (水) 14時39分
ありがとう。修正しておきました。豆重君もう少しで得点出来たのに惜しかったね。
投稿: 中 隆志 | 2010年3月24日 (水) 15時51分