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2010年5月31日 (月)

いざイスタンブールへ

 5月27日、夕方の弁護士会の総会で昨年の決算報告が承認されたと同時に私は弁護士会総会を後にした。トルコで開催される弁護士ワールドカップに出場するために選手として行くのである。弁護士の会員や弁護士会事務局、事務所にいったん戻り事務所の事務員に見送られていざ関空へ。

 関空発22時半発の飛行機なのだが、出国の際にチューブ入り歯磨き粉を容量オーバーで奪われてしまう。があん。塩入り歯磨き粉でないと私は喘息発作を起こすというのに。
そのため、この後料理についてくる塩をせっせと私は集めることになったのであった。

 フライト時間は13時間。狭いエコノミーの席ではまともには寝られない。おまけに、トルコ航空のキャビンアテンダントは体格がよいので、通路を通り過ぎるたびに私の肩にキャビンアテンダントのお尻が当たっていくので、うとうとしたらドシッと当たられて目が覚めてしまうのであった。

 うとうとを繰り返して、ようやくイスタンブールへ。飛行機の中では機内食は2回。味はいまいち。飛行機の中で2冊程度は本が読めるかと思っていたが、読みかけの推理小説一冊と塩野七生の「コンスタンティノープルの陥落」を途中まで読めただけであった。

 イスタンブールでは、観光をして廻った。トルコと日本との時差は今の時期6時間。向こうでは朝の5時半に到着。日本時間では昼の11時半である。携帯もトルコで使用できるものをレンタルしているのでそのままつながる。すごい時代である。

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2010年5月28日 (金)

生臭い臭い

 タクシーで事務所から山科駅まで帰ることがあるが、その際、仁王門通りを通って帰ることがある。疎水が横に流れていて、東山の動物園が疎水の向こうにある。
 夏場になると、タクシーが窓を開けて走られると、この疎水縁が生臭い。

 動物園の臭いなのか、疎水じたいの澱んだ臭いなのか不明であるが、生臭くてへきえきする。
 私は鼻がいい方だと言われるので、余計に生臭いのかもしれないが、あの生臭さは動物園の臭いなのか、澱んだ臭いなのかが分からない。
 澱んだ水の中で育ったコイやフナのような生臭い臭いなのである。大和川や大阪城のフナやコイのような。
 疎水縁を歩いている人を見かけるが、臭くないのかしらんと思うのである。

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2010年5月27日 (木)

弁護士会総会の記念品

 弁護士会の役員は京都は本日現在無給である。無給なのに事務所を空けて、会務にいそしまないといけない。
 本日16時からの総会では、昨年副会長をしたご褒美に、表彰状が貰える予定であり、それに伴い記念品も貰える予定である。
 記念品は、一定の範囲で自分で選んでよいということであったので、後に残るものといえば万年筆が思い浮かんだのだが、多分私が300歳まで生きても使えないくらい使用していない万年筆があるため、万年筆は手元にあるものが全てダメになるまでは買うまいと心に誓ったことから断念した。
 結局、いろいろと考えて、サッカーのスパイクにした。今使っている2足が傷んでいるので、早晩ダメになりそうだからである。
 副会長の記念品なのだから、もっと残るものをという考え方もあるだろうが、ほかに思い浮かばなかったのである。

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2010年5月26日 (水)

弁護士ワールドカップ

 2年に1回、弁護士ワールドカップというものが開催される。既に今回で15回目で、私は副会長が終わったご褒美にトルコまで弁護士ワールドカップに出場する予定である。期間は5月27日から6月7日までである。
 世界各国の弁護士が来るので、文化交流という側面もある。
 前にドイツの学者にドイツの弁護士事情を聞いたことがあるが、そんな話も聞ければと思っている。ただし、私は語学はからきしダメで、ここのところ少しずつ英語のテープを聴いたが、中学生程度の会話は聞けても、CNNになるともうお手上げである。

 ところで、先日滋賀県のビックレイクで強化試合をしたのだが、サンケイ新聞とNHKが取材に来ていた。ワールドカップイヤーだからであろうか。

 そのときに、わざわざ外国人チーム(南米系)を呼んだのだが、横から見ていると、明らかに足が当たっていないのにこけてファールをアピールし、「もう動けない」というようなジェスチュアをするのである。そして、ファールを取られないと物凄く怒るのである。日本人にはない感覚である。
 しかし、もう歩くことも出来ないと言っていたその選手は、次のハーフでは元気に走っているのである。
 サッカーは騙し合いだと言われるが、宜なるかなという感じであった。

 現地の模様をブログでアップ出来ればしたいと思っている。

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2010年5月25日 (火)

債務整理の放置

 債務整理を引き受けて、放置してしまっている場合、依頼者の方は取立が止まっている為やいやい言ってくることは少ない。

 しかし、債権者からすると、弁護士が代理人に就任している場合には本人への連絡が通達によって禁止されている為、弁護士にしか問い合わせることが出来ない。
 この問い合わせに対していい加減な対応をしていると、事件の相手方から懲戒申立をされてもおかしくないし、現実にそのような例もある。

 手持ち事件は債務整理事件のみならず一覧表にでもして、時々進行状況をチェックする必要がある。
 私は、自分の担当事件は皆訟廷日誌に書き込んで、時々見てやり忘れがないか見るようにしてきたし、今もそうしている。
 ただ、今は勤務弁護士が2名居るので、勤務弁護士に任せた整理や破産までは正直フォロー出来ていないこともあり、時々申立が遅れていて、「どないなってるんや」と怒らないといけないこともある。
 

 どのような事件の類型であっても、事件放置はもっともしてはいけないことであり、弁護士の基本である。

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2010年5月24日 (月)

超能力捜査

 スカパーe2に入ったので、ナショナルジオグラフィックチャンネルを時々録画して見ているのだが、先日、超能力によって行方不明者を捜し出したり、事件を予言したといわれる人たちの能力は本当かという番組をしていた。

 結論的には、彼らは本当に自分にそのような能力があると思い込んでいるか、単なる詐欺師であるという結論であったように思う。よく、数々の犯罪捜査に功績があったとされている超能力者だが、現実に彼らの能力によって解決がされた事例は1件もないということである。

 未解決事件を解決するということで現場に行く超能力者だが、「ここに遺体がある」などと言わずに、当時の捜査官に質問をし、それからあたかも「声が聞こえてくる・・・」などというのである。
 当時の捜査官も後のインタビューでお粗末過ぎる、時間の無駄であったと怒っていた。

 夢の中で予知をするという超能力者も出ていたが、見事に外していた。外した途端に次々に言い訳をするのである。

 私は超能力は信じておらず、勘が働くというような程度のことはあるであろうが、それを信じて傷つく遺族たちに対して何の結論も出せずに彼らはそれをどう考えているのであろうかと思った。

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2010年5月21日 (金)

読書日記5月21日

「火と汐」文春文庫。松本清張。
 短編集だが、この中では、弁護士を主人公にした「種族同盟」がよかった。無実と信じて被告人の為に弁護する主人公を待ち受けていた悲劇。是非一読を。

「炎の武士」角川文庫。池波正太郎。
 短編集。表題作は長篠の戦いで有名な鳥居強衛門を描いた作品。池波正太郎の独特の世界観がいい。

「酔って候」文春文庫。司馬遼太郎。
 幕末の藩主を主人公にした短編集。豪傑のようでいて、かき回すことしか出来なかった山内容堂。全くの無能のため、配下が倒幕をすることについて何も知らされていなかった島津久光。新しもの好きの伊達宗城。肥前の妖怪といわれた鍋島閑搜。
 いずれの作品も幕末の藩主というものがどういうものだったかを我々に伝える好作品である。

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2010年5月20日 (木)

鞄は膝の上に置いておくれ

 先日、電車に乗っていると、向かいあっている席に男性(60台くらい。スーツ姿。)が座ってきたのだが、さほど大きくもない鞄を両足の後ろに入れて座った。

 そのせいで前に投げ出された足が私や隣の女性にあたるのである。
 さほど大きい鞄でもないのであるから、膝の上に抱きかかえればよいのに、その体勢で本を読んでいるのである。
 しかも、確か「人間の品格」というような本であった。
 品格の本読む前に、他人に迷惑をかけんと電車に乗らんかいと思っていたのは私だけではなかったであろう。

 歳がいった人にもこういう手合いが割合多いので、中々「今の若いモンは・・・」と言っても説得力はないのではないかと思ったりする。

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2010年5月19日 (水)

トゥミばかり

 電車に乗ってビジネスマンのカバンを見ていると、トゥミのカバンを持っている人が増えた。
 ナイロンブリーフで、バリスティックナイロンを使用し、その耐久性をうたって日本に上陸した時にいち早く購入し、当時誰も使っていなかったトゥミを使っていた人間としては複雑な心境である。
 同じカバンがたまにいるというのはいいのだが、やはりたくさんの人が同じものを持っているというのは嫌なのである。

 私のカバンは、形はトゥミに似ているのだが、全く違うメーカーのものを使用している。
 パスファインダーといい、海外ではメジャーである。どちらかといえばスーツケースの方が有名かもしれない。
 トゥミに似た形のパスファインダーの型式は既に廃盤となり、今では流通しているものしか入手不可能である。
 私はこのカバンが形といい、重さといい、使い勝手といい、耐久性といい気に入っているので、廃盤になったと聞いて2個購入している。
 今使っているものが壊れても、あと2個あるのである。多分弁護士人生の長くをこのパスファインダーのカバンを使用することになるのではないか。
 しかし、事務員には似たようなカバンばっかり置いてあると言われていて、雑然と机の近くに置いてあるので評判が悪い。
 実はアメリカのブリーフィングというメーカーのカバンも鳴り物入りで日本に上陸し、これも少しだけ型式の違うカバンを2個持っているのだが、これは以外に弁護士の仕事には使いづらく、時々裁判所に行くのに薄手のブリーフでは記録が入らないときに使っている程度である。
 弁護士になった時は、革のいわゆるロイヤーズバックに憧れ、一時使用していたが、あれは格好がよくても重たいし、荷物も入れづらいので、これから弁護士になる若手はナイロンブリーフが価格もて頃でよいであろう。

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2010年5月18日 (火)

実況中継するオバチャン

 自転車置き場で、オバチャン二人がしゃべっていた。
 「いや、あんたこんなん嫌がるかもしれんけどな。あんた好きかもしれんとおもて、漬け物2個こうてきてん。気に入らんかったらごめんやで。」
 「いやー。○○さん。私もあんたにどうやろとおもて、総菜こうてきててん。奇遇やわー。」
 といいながら、自転車を出そうとしたのだが、
 「いやー。かなんわー。私の自転車に隣の自転車が倒れてきてるがな。ほんまかなんわー。いやー。隣の自転車のハンドルが私の自転車のかごに引っかかってるがな。いやー。ほんまかなんわー。」
 「○○ちゃんかなんなー。いやー。私の自転車、鍵あかへんがな。どないしたんやろ。ほんま腹立つ~。」

 自分の行動をオバチャン(特に関西の)は実況中継する。
 なんか面白い。

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2010年5月17日 (月)

読書日記5月17日

「白疾風」 文春文庫。北重人。
 武田の埋蔵金伝説という表題に惹かれて購入した時代小説。内容は期待はずれであった。この作家の作品はもう買うまい。

「新装版 歴史の交差点にて 日本・中国・朝鮮」講談社文庫。司馬遼太郎ほか。
 司馬遼太郎の対談作品。日本と中国と朝鮮について、それぞれの国籍をもつ作家が雄弁に語り合うというもので、それぞれの風俗の対比や歴史的経緯がわかり、中々勉強になった。

「男の系譜」新潮文庫。池波正太郎。
 池波正太郎が歴史上の人物について語り、それを文章に起こすことによって完成された作品。
 歴史上の人物について、書くのではなくて語るという形式のため、いくつか記憶違いか、池波正太郎ほどの作家が間違いを起こしているところもある。
 一番読んで心がふるえたのが、幕末の戦いで、会津若松藩が戦わなければならないとなった時に、京都以来の会津藩の悲壮な戦いに対して感動をしていた男たちが、「死にに来ましたよ」といいともに戦ったというくだりであった。

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2010年5月14日 (金)

家裁の庭

100511_093902  先日、少年審判の前に家裁の喫煙所で葉巻を吸おうと喫煙所に行ったところ、当日は雨で、庭が物凄く綺麗であった。

 写真では今一つわかりづらいが、小雨で濡れた新緑の葉の一枚一枚が絵のようで、それでいて葉から水滴が落ちるのと、少しだけ風があったので、葉が絶え間なく揺れているのである。朝早かったせいか、聞こえるのは葉と葉が擦れ合う音と雨、風の音だけであり、その中でゆったりと葉巻をふかしていると、心が透き通るような感覚をもった。
 やはり、人間はこうした植物、木々を時折眺めることが精神の安定には必要なのであろう。

 写真には写っていないが、左手には水が流れていて、その水が流れていくのを見ているのも飽きない。
 単に水が流れていくのを見るというのは、子どもの頃、田舎の川が流れていくのを飽きもせず見つつ釣り竿を出し、魚が釣れるのを待っていたのとはまた違う趣がある。

 タバコを吸われない方も、一度出てみて見られてはどうだろう。
 ただ、残念なことに庭は立入り禁止である。散策してみたい庭である。

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2010年5月13日 (木)

ワールドカップメンバー発表・・・

 先日、ワールドカップのメンバー発表がされたが、選出を期待していた選手が何人か入っていなかったのが残念である。岡ちゃんなりの基準というか、岡ちゃんの戦術を理解し、実行出来る選手でないとダメなのであろう。その意味で、上から23人ではないということも明言しているのだろうと思うが・・・。

 ジュビロ磐田の前田選手は、昨年の得点王で、現在も得点ランキングトップである。イギリスでいえばタイプは違うがルーニーを外すようなものではないのかと思うのである(プレミアリーグで、ドログバには負けたが、イギリス人としてはプレミアリーグで得点ランキングトップのはずである)。
 右足からも左足からもシュートが打て、ポストプレーもうまく、ヘッドでも得点が出来るという得点のパターンも多彩である。彼が前線にいれば、ボールのおさまりどころも出来ると思うのだが。個人的に応援していたので残念である。

 フロンターレ川崎の石川選手も残念であった。今のサッカーは中央はプレッシャーがきつく、サイドからの攻撃を中心に据えざるを得ないのだが、石川選手のサイドからのドリブル突破はチームにアクセントを生み出すと思うのである。

 岡ちゃんの戦術は、日本人は1対1では外国人にフィジカルで負けるので、90分間、走り回って1対2とか1対3とかという場面を出来るだけ作り出し、ボールを奪って攻撃に移るというものであると思われる。
 しかし、現代サッカーで90分間フルに走り回れる選手がいようとは思われないし、海外サッカーを見ても、そうした動きはしていない。スピードを上げるところでバッとスピードを上げるのである。オランダとやった時は、後半に足が止まったところを立て続けにやられた。私は読んでいないが、岡ちゃんの戦術は根本的に誤りという本も出ているようである。

 岡ちゃんの戦術からすると、前線に常に残っているフォワードというのは概念がなく、常にフォワードも守備の為に自陣に戻って来ないといけないことになる。しかし、フォワードに一度当ててから中盤が押し上げることが出来ないということになり、この戦術はチャンスメイクの回数が少なくなると思うのである。ポストになれる前田のような選手が必要だと思うし、サイドアタッカーのスペシャリストが1人欲しいと思うのである。
 今年に入って絶好調で、スピードがあり、外国人からすると嫌なタイプは田中達也とも思うので、彼も物凄く棄てがたいところがある。
 選ばれたメンバーに関していろいろというのは嫌なので、この選手は要らないというのは言いたくないし、全ての人を納得させられる選出はないであろうから、仕方がないのだが。

 まあ、これはサッカー好きで少し自分もサッカーをする弁護士の言っている戯言なので、もっと詳しい人からすれば「間違ってるやろ」という指摘もあるであろうが、プロの批評家ではないのでそこはご容赦願いたい。

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2010年5月12日 (水)

光秀祭り

 5月3日のゴールデンウィークは、当番弁護士兼被疑者国選の待機日だったのであるが、午前中に当番弁護士の出動をし、午後一から亀岡警察署まで被疑者国選の面会に行くことになった。
 当日、やたら人が多いので聞いてみると、光秀祭りの真っ最中ということであった。
 地図で見たらたいしたことがないとたかをくくって歩き出したが、当日は25度を越える気温で、重たいカバンを抱えて歩くと結構距離があり、暑くて暑くてへとへとになった。
 無事面会を済ませて帰りはタクシーを呼んだのだが、タクシーの運転手さんに聞くと、明智光秀に扮して練り歩くのは入札で、光秀になるのもお金がかかるということで驚いた。
 今年は光秀は女性だったそうだ。歴女ブームらしいので、そのあたりが関係しているのかもしれない。

 明智光秀は、信長を本能寺の変で暗殺した為、一般的には不人気のように思われるのだが、光秀が治めていた地域ではどこも評判がいい。彼は野戦の武将というよりは行政官として有能であったから、行政手腕が卓抜しており、そのため領民が彼になついていたということなのであろう。亀岡で今も光秀祭りがあるのもその影響ではないかという気がした。無論、詳しく祭りの由来を知っている訳ではないので、単なる感想の域を出ないのだが。

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2010年5月11日 (火)

ネクタイの長さ

 時々スーツ姿の人を見ると、ネクタイの長さがおかしい人が居る。

 ネクタイの長さの基本は、ベルトにかかるかかからないか程度である。
 お腹の途中でネクタイが終わってしまっている人がいる。これは、みっともない。
 逆に、ネクタイが長すぎて、股にまで届きそうな人も居る。これまたみっともない。

 ネクタイの結び方で、残す剣の長さとかも調整しないといけないし、ネクタイによっても長さは違うから、結ぶ時に調整する必要がある。
 最近はプレーン・ノットといって、1回回すだけで結ぶ結び方が主流であるので調整しやすい。
 
まあ、私はネクタイをいつも緩めて結んでいるので、偉そうなこともいえないのだが・・・。

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2010年5月10日 (月)

次に読む本

 読書も私の趣味の一つであるが、あまり平行して本を読むということはしないので、一冊の本を読み終えると、次に読む本を考えないといけないことになる。

 気に入った本はその場で買うか、在庫があるうちにネットで注文することにしているので、どんどん注文していった結果、読んでいない本がたぶん数百冊ある。どの本も次に読む候補ということになる。

 これらの本の中から、次に読む本を探すのは結構大変である。

 歴史物を読んだら次は推理小説とか、ノンフイクションに移るとか、ジャンルを変えるのだが、作家も同じ人のばかり読んでいると気力が続かなくなるので、作家もある程度バランスを考えて読むことになる。

 ハードカバーは通勤の持ち歩きにじゃまなのであるが、どうしても買ってしまう。しかし、中々持ち運びのことを考えると読み始めることが出来ず、そのうち、文庫版が出てしまったりする。嗚呼。

 ただ、次に何を読むのかを考えるのは大変楽しい。
 通勤途中、休みの日、夜の帰宅後は読書をしている時間が多いが、もっと速く読めるようになればもっと本が読めるのに、と思うのである。

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2010年5月 7日 (金)

舌打ちするタクシー

 先日、タクシーに乗って行き先を告げたが、返事もろくにせず、明らかに不機嫌な運転手だった。
 その後、目的地に着くまで、舌打ちをし続けていたし、独り言を言っていた。
 行き先について指示をしても、全く返事をしない。

 あまりにも態度がひどいので、タクシー会社と運転手の名前をタクシーチケットにメモをしておいたのだが、苦情をいう労力もばからしくなってやめた。

 こういうタクシーの運転手は、プロ意識が足りないというか、まったくないのである。自分の側の機嫌の善し悪しで、お客さんに対する態度を変えるというのは、プロではない。
 あるいは、精神的に病んでいるかである。
 お金を貰って仕事をしている以上、このような態度は最低の態度である。
 まあ、よく知っている弁護士にも明らかにその時の機嫌で態度が違う人がいるが・・・。

 自分ではそうならないように、自省する必要があると感じているが、忙しい時に電話がかかってきて、一方的に話をされると、イラっとさせられることはある。電話は相手の都合を鑑みないので、基本的に私は相手に「今いいですか」と聞くことにしている。「今ちょっと・・」と言われると、かけ直す等してもらうのである。

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2010年5月 6日 (木)

アルバイト

 学生時代は家庭教師のバイトのほか、業務用の冷蔵庫とかクーラーの据え付けのバイトをしていた。上だけ作業服を着て、遠い親戚がやっているところで一日一万円でバイトをしていたのである。

 重い荷物を運ぶのを手伝ったり、道具をとったりだが、家庭用クーラーくらいなら道具があればある程度据え付けられるくらいにはなっていた。もはやその頃の知識はなくなったが。

 一緒に廻っていたオジサンが、「こいつ京大の法学部やねん」と言ってくれるのだが、冷蔵庫の据え付けに行くのは飲食店なので、学籍にはさほど興味を示されず、無視されることが多かった。
 ある時、寿司屋でオジサンがそういうことをいうと、寿司屋の大将に、「おまえ、京大いうだけで飯が食えるんか」と怒鳴られた。
 まあその一言もショックであったが、今にして思えば、この寿司屋の大将も大変大人げない人であったように思う。
 当時はバブル真っ盛りで、寿司屋が儲かっていたから、余計鼻息も荒かったのであろう。
 大学を出ただけでは飯が食えないというのは真実であり、怒鳴られたことで得たこともある。
 アルバイト先のおじさんからは商売上のいろんなことも教えて貰ったし、それが事務所経営をしている中で役立っていることもある。
 このおじさんは、酒が好きで、酔っぱらっい運転の末、高速の料金所つっこんで車を廃車にしたり、無茶苦茶であった。
 このおじさんはスナックが好きで、よく飲みにも行って歌を歌っていたので、私のカラオケ人生は結構長いということにもなる。今はカラオケボックスがあちこちにあるが、当時は歌を歌うところはスナックくらいしかなかったのである。

 酒が好きすぎて体を壊され、50前後で亡くなってしまったのが残念である。
 学生時代に家庭教師以外のアルバイトを多少しておくというのは後の人生のことを考えると役立つかもしれないとも思ったり時々する。

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