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2010年6月30日 (水)

ジョーズ

 先日岐阜地裁に行った時に、帰りの電車で読む本がなくなりそうだったので(行きの電車で持っている文庫本をほとんど読んでしまったのである)、岐阜駅で本屋を探して文庫本を買った。
 これもまた別の話という文庫本で、和田誠と三谷こうきとが映画について語り合うというもので、何で買ったかというと文庫の新刊のところにあり、ぱらぱらとめくると私が大好きな映画であるカサブランカについて書いてあるようだったからである。
 二人の映画に対する造詣はすさまじく、読んでいてよく分からないところも多いが、場面を思い出すとにんまりとさせられるところもあり、裏話などもあり、中々面白い。
 というわけで、カサブランカのところから読み出したのだが、その中で「ジョーズ」について語り合っているくだりがあったので、たまらなくジョーズが見たくなり、DVDを買って早速に見た。1800円弱。

 小学生の頃に見て、絶対に海では泳がないと決めたものだったが、今見ても恐ろしい。
 映像で怖い映像を流して恐ろしくするのは誰でも出来ると思うのだが、スピルバーグは心理的に恐怖を少しずつすり込んでいっているのだということがわかる。
 なにせ、サメの姿が物語が相当進んでいるのに中々はっきりしないのである。
 凄惨な死体を直接見せることなく、切断された腕や足で想像力で恐怖を感じさせているのである。
 そして、警察署長のブロディが船縁から撒き餌をしていると、サメが海中からにゅっと顔を出し、署長が投げた魚の撒き餌をバクっと食べるシーンかあるが、そこで署長は、「小さすぎる」と言って、サメの巨大さに恐怖するのである。

 そこからはジョーズとの戦いとなるのだが、サメが姿を現してからが怖くないかといえば、これが又怖い。また、その間に様々な演出がされていて、単なるアクションものとは違う。
 後にジョーズは2、3、4が出ているようだが、2は見た記憶があるが、やはりスピルバーグのジョーズには敵わなかった。3と4は見ていないが。

 古典作品の方がCGがないので良かったりすることを再認識させられた。あの時代であれだけのサメを作り上げたアメリカの技術にも脱帽である。

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2010年6月29日 (火)

日本代表は体格差もあるのにすごい

 興味のない方には恐縮だが、今日もサッカーの話題となった。
 私は弁護士ワールドカップに初参加してきたのだが、そこで感じたことは、「サッカーはテクニックよりも通常はフィジカルが勝る」「フィジカルが勝る相手にはテクニックが圧倒的に勝っているか、運動量をあげるしかない」というものだった。
 コンゴの黒人特有の跳ねるような走り方とスピードは、日本人が手に入れられるものではない。
 スペインの190センチメートルを超える選手が5人いるのに対しては空中戦では普通にやっていたら勝てない等々。
 

 今運動量をあげて走れる体になるべく、副会長になって1年間で増加した体重が、4月から2ヶ月でほぼ元通りになったところである。これから更に運動をしつつ絞って、出来れば弁護士になった当時の体重に戻りたいと考えて多少節制しているが、これは弁護士ワールドカップでの経験がもとになっている。

 そう考えると、ワールドカップのリーグ戦で2勝1敗という成績を残した日本代表はすごいとしかいえない。コーナーキックで並んでいると、日本人はやはり小さい。しかし、体格差に劣る日本人でも、長友のようにフィジカルを徹底的に鍛え上げてあたり負けしない選手もいるのである。

 いやー。私も頑張らねば。もちろんまずは仕事なのだが、サッカーもやはり当分やめられそうにない。ヘタだけど、ヘタなので、せめて走れないとダメだと思ったし、世界の35歳以上の弁護士は走れていたので、心のどこかで、「1回全国大会で優勝したし、いいやん」と思っていた自分が恥ずかしい。
 とはいえ、誘惑に弱い私なので、夜な夜なまた酒も呑んでしまいそうなのだが・・・。

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2010年6月28日 (月)

日本代表ベスト16

 先週金曜日の朝はふらふらであった。
 翌日結構打合等が入っていたので、仕事に支障を来さないか相当悩んだ末に、ワールドカップの日本代表戦対デンマーク戦を結局見たのであった。
 12時から3時まで仮眠をして、3時からスタンバイをして、観戦。
 4年前のドイツワールドカップもブラジル戦を早起きしてふらふらになりながら見て(睡眠時間を削ることが出来ない人なので)、玉田が先制ゴールをあげて絶叫して寝ていた犬を驚かせて、「ワワワン!!!」とぐるぐる回りながら吠えさせるハメになった記憶がよみがえる。
 あの玉田のゴールで喜んだのもつかの間、後はブラジルに徹底的に痛めつけられたのであった。

 デンマークは強敵だし、だけど見たいし、あの悪夢もあるし・・・とうじうじしていたのだが、見てよかった。
 やはりこれはライブで見なければ。
 本田のゴールが決まってびっくりして、その後遠藤が軽々と右足を振り抜いて決めてさらに驚き、後半長谷部が当たっていないのに自らこけたように見えるPKの判定に驚き、更にいったんはPKを止めた川島に驚き、1点差になってヤバイと思った時間帯に突き放す3点目をあげるアシストを演出した本田の切り返しに驚いた。岡崎はガチガチだったけど。
 決勝リーグも頑張って欲しい。

 個人的には、中村憲剛のブレースタイルが好きなので、憲剛を使って欲しいのである。トップ下に憲剛を先発で。そろそろ内田の右サイドバックも見たい。守りに入った時間帯で、岩政をセンターバックかサイドバックに入れるという采配もいいのではないかと思ったりする。
 矢野をワントップでボールが収まるようにして、本田を2列目の右か左ということもありではないか。きっとこの3戦で日本のプレーも研究されるであろうから、決勝リーグでは少しメンバーを変えていくこともありだと思うのだが。。。

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2010年6月25日 (金)

 梅雨の時期で、傘が必携であるが、長い傘は最近あまり持たない。
 土砂降りの時は長い傘を持っていくが、基本的にはカバンの中にいつも折りたたみ傘を入れている。
 この折りたたみ傘は、先代の傘を事務所に来られた依頼者が間違えて持ち帰られたので、黒色ではない色にした。前のヤツはものすごく軽いものにしていたが、軽いということは傘の経が小さいので濡れやすいし、少し風が吹くと傘ごと持っていかれるという短所があった。
 そこで、今はtotesというメーカーの傘を持ち歩いている。常にカバンの中に入っている。
 また、大きいカバンを持ち歩いていることが多いので、ワンタッチ傘にした。
 傘を縛っているひもさえほどけば、後は手元のボタンで折りたたみ状態から開いてくれるというシロモノである。色はカーキで、後一つ予備に青色がある。
 通信販売で買った。

 使い始めておそらく1年以上経つが、どこも傷むこともなく、開閉もスムーズである。
 今事務所にいる女性のK弁護士が修習生の頃もワンタッチ傘を持っていたが、それは金具がすぐに傷んでしまい、私が傘に絡まってしまうという場面もあったが、今度の傘ではそれがない。
 前の折りたたみ傘と比較すると、若干重いが、気になるほどではない。

 勤務弁護士時代に日本全国を飛び回っていたことがあり、その頃はネットが普及しておらず、出張先の天候までは調べていないか調べづらいことが多かったから、折りたたみはその頃から必携であり、絶対に雨が降らないであろう時でも手放せなくなってしまった。

 最近は突然夏などに集中豪雨があったりするから、折りたたみ傘は誰にとっても必携アイテムではなかろうかと思ったりするのである。

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2010年6月24日 (木)

映画

 映画館に映画を見に行くことは最近ないので、映画といえばDVDか、スカパーでやっているのを録画して見る程度である。
 多分映画は年間10本も見ないであろう。
 池波正太郎は根っからの映画好きで、「映画を見ないヤツはダメ」「本を読まないヤツはダメ」と言っていたとある本に書いてあったが、私は本はまだそこそこ読む方なのでいいが、映画を見ないのでダメということになるであろう。
 最近、一緒に副会長をしたN弁護士と本の話をすると、「仕事で書類ばっかり見るから本はほとんど読まない。本は嫌い。漫画は読む。」ということであったが、彼も池波正太郎からするとダメな男というとになるであろう。

 ここ2年で見た映画といえば、
 「アイアムレジェンド」
 「クローバーフィールド」
 「ダーティハリー」
 「ゲッタウェイ」
 「三つ数えろ」
 「逃亡者」
 「ディ・アフター・トゥロー」
 「裏窓」
 「カサブランカ」
 「ダーティハリー2」
 くらいか。他にも見たかもしれないが、本と違ってあまり覚えていないのである。
 題名は忘れたが、カストロの生涯を描いた作品は見た気がする。後はアニメの映画版なので映画とはいえないであろう。
 何とも寂しい映画鑑賞実績なので、今年後半は映画を見ようと思っているのだが、はてさてどうか。

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2010年6月23日 (水)

電車で会う人

 私は電車通勤をしているが、だいたい同じ時間のJRに乗り、車両も同じところに乗り、地下鉄も同じ時間にだいたい乗り、車両も同じところに乗るのだが、そうするといつも見かける顔という人が10人くらいはいる。

 乗り込む車両というのはだいたい決まっているようで、いつも同じ顔ぶれである。
 私は人間ウォッチャーなので、そうした顔ぶれは覚えてしまう。
 
 何日もいつもいる顔がいないと、何かあったのかと思ってしまう。
 かといって、話をする訳でもないし、私は人間ウォッチャーなのでいろいろ見ているが、向こうは気づいてもいないと思われる。
 
 偶々読む本を忘れてしまった時などは、何をしている人なのかなど想像してみるが、仕事中と違って勘が働かない。
 特に、JRで乗り込む駅も同じで、地下鉄で降りる駅も同じだと何となく親近感がある。
 仕事をしに出勤しているのか、それとも普段着を着ているのでどこかの学校に勉強に行く人なのかなど、人間ウオッチングをしているのである。

 まあ、人間ウォッチャーは私だけではないだろうから、私も意外に見られているのかもしれないが。

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2010年6月22日 (火)

読書日記6月22日

「司馬遼太郎が考えたこと 10」新潮文庫。司馬遼太郎。
 司馬遼太郎のエッセイ集。この巻では、司馬が若年の頃憧れた遊牧民族についてのエッセイが多い。司馬はモンゴル学科卒業で、モンゴル語は日本語と文法が同じ(てにをはで言葉をくっつける膠語)なので、東北弁を覚える程度の気安さでモンゴル語は学べるとしているが、日本にモンゴル人力士が多いのは語学が学びやすいためもあるのであろうかと思ったりしている。

「目の壁」新潮文庫。松本清張。
 松本清張の長編推理。
 いくつか清張の作品を読んできたが、清張はどうも長編よりも中短編に秀作が多く、長編はいまいちな気がしている。話が広がりすぎると、論点というか、前に出していた布石を活かすために収拾がつかなくなる傾向があるのではないかと思う。この作品もそのような印象をもった。

「容疑者Xの献身」文春文庫。東野圭吾。
 人からおもしろいと聞いたので購入したが、可もなく不可もなくという読後感。
 人物設定が現実からかけ離れていて無理があるし、読者に対して情報を最後まで隠しているところがあり、アンフェアである。推理小説の大原則を破っている。むろん、これは推理小説ではないといわれればそれまでであるが。

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2010年6月21日 (月)

朝活

 朝活というのが流行っているそうである。夜は早く寝て、朝の間にいろいろと済ませてしまったり、有意義な集まりに出たりということのようである。

 朝方になれるものならなりたいが、朝が弱い私には無理である。
 ただ、雑誌を見ていると朝活という人の中には朝7時起床で朝活と言っている人もいたが、私も7時くらいには起きているので、朝型ともいえるのであろうかしらんと思ったりした。

 たまに夜早く寝て朝早く壮快に目が覚めると確かに気持ちがいいし、1日が長くなった気がする。
 勤務弁護士の頃、仕事がどうしても溜まってしまい、5時に起きてガラガラの電車で電話が全く鳴らないところで書面を書いたら確かにはかどった。しかし、ずっとは続けられないのである。何回も勤務弁護士時代はそうした仕事の仕方をしたが、今は仕事が回らない時は、土日に持ち帰ってするようになってしまった。

 私の周囲でも、夜型から朝型に切り替えた人がいるが、私はまだまだ出来そうにない。
 

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2010年6月18日 (金)

あばら

 トルコで傷めたあばらは、医者に行ってレントゲンを撮ると、ひびが入っていた。
  骨がずれたり等はしていないので、しばらく放っておけば治るとのこと。
 折れてなくてよかった。
 しかし、あばらにヘディングをしてくるとは、海外の試合はやはりあたりが強い。。。

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2010年6月17日 (木)

印象派

 中々美術館に行くことも出来ないが、今年は印象派の年のようで(日本に印象派の絵画がたくさん来るのである)、特集が組まれた雑誌をいくつか見つけたので買ってぱらぱらと読んで見た。

 前にも書いたかもしれないが、私はゴッホが好きなのである。ゴッホは印象派そのものでは確かなかったようだが、まあ印象派といってよいだろう(芸術評論家でないので、適当なところはご容赦願いたい。)。

 他にも好きな作家はいるが、ゴッホはとにかく好きである。何で好きかと言われたら理屈では説明できない。好きというのはとにかくそういうものである。
 事務所にもゴッホの絵を写真に撮ってこれをポスターにしたものをいくつか飾っている。
 
 前に京都の駅の駅中美術館にゴッホの絵が来たので(確か、ドービニーの庭だったと思うが)、仕事を少し早めに切り上げて行ったことがあったが、ドービニーの庭の前で、確か15分ほど立ち止まってしまっていて、ぐるりと見て廻って結局また戻って5分ほど見ていた。
 残念なことに、生でゴッホの絵を見たのはそれだけで、他にも何度か機会はあったが見そびれているので、他の絵も来るなら是非見に行きたいと思いつつ雑誌を繰るのだが、ゴッホの絵ばかり見てしまい他の絵はほとんど目に入って来ない。

 裸婦像は嫌いで、また、あまりに写実的な絵も嫌いだし、宗教的な絵も嫌いである。ピカソも嫌いである。人物画よりははるかに風景画が好きであるが、ゴッホの自画像は好きである。
 ただ、その生き方といえばとうてい好きになれそうもなく、そばに居ればへきえきするような人間であったろう(簡単な史伝は司馬遼太郎もエッセイで書いている)。
 ただ、そういう異常性を持つからこそ、これだけの絵を描けたというところもあるのだろうかとも思ったりする。

 いずれにせよ、ゴッホの絵が京都に来るなら是非行きたいが、仕事とゴッホの絵をどちらを優先するかといえば当然仕事を取る人間なので、そのときの仕事の具合ではいけないかもしれない。でも見たいのである。

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2010年6月16日 (水)

読書日記6月16日

 旅行中もたくさん本を読んだ。

「東京島」新潮文庫。桐野夏生。
 最近文庫化されて本屋に平積みになっていたので購入。島における極限状態を描いた作品は多く、その閉鎖された空間における人間心理の異常性や通常の生活では考えられないほどの堕落や人とのすさまじい関わりを描いた秀作が多い。
 ただ、吉村昭の漂流記に比較して、生きることへの食べ物をどうしていたのかとか、ラストにおける生物学的不可能性等々、細部のプロットの甘さが際だっていたように思われる。そのあたりが残念である。

「この国のかたち 二」文春文庫。司馬遼太郎。
 司馬遼太郎が日本史について書いた歴史エッセイ集だが、小説の中で結果として使われなかった歴史的背景等についていきいきと書かれていて、本当に勉強になる。

「赤い雲伝説殺人事件」広斉堂文庫。内田康夫。
 飛行機の中で気楽に読むのに持っていった文庫。いわゆる浅見光彦シリーズで、推理小説としてはすさまじい欠陥(というか正直推理小説ではない・・。話によっては犯人が後から出てきたりするので、なんじゃそりゃーって感じになる)を有しまくりのこの作家の作品だが、主人公に親しみが持てるのと、気楽に読めるので時々読んでいるのである。この作品も出来はいまいちとしかいいようがないのだが、そういう作品として読む分には時間つぶしにはなる。

「コンスタンティノープルの陥落」新潮文庫。塩野七生。
 トルコに行くので、飛行機の中でイスタンブールのことを知ろうと読んでいた。これを読んでいたおかげで、イスタンブールの市街を見るのにいい予備知識を得られた。塩野七生の乾いた文体で淡々とビザンチン帝国最後の日が語られる。

「聖教会最古の秘宝(上)(下)」角川文庫。ポール・サスマン。
 歴史的事実をもとに現代サスペンスに仕上げる手法が最高のポール・サスマンの二作目。前のカンソビュセス王の秘宝を描いた作品がよかったので旅行中の暇つぶしに持っていったが、ラストにどんでん返しがいくつもあるところは前作同様で、読み物としては絶品である。

「菊池伝説殺人事件」角川文庫。内田康夫。
 なんじゃそれは・・・というお話であった。

「王城の護衛者」講談社文庫。司馬遼太郎。
 幕末に京都守護職であった松平容保の悲劇を描いた表題作ほか、司馬の短編集。
 松平容保の晩年が寂しかったが、山形有朋が、松平容保家に伝わる天皇からの直筆の書簡を買い戻そうとした時に、松平家がこれを拒絶したというくだりがもっとも好きである。

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2010年6月15日 (火)

最終日2

 不安なままイスタンブール空港を出たが、乗ってしまえばくよくよしても仕方がない。
 笑い話になることを祈念しつつ、うとうとしながら関西空港へ。
 12時間のフライトは長かった。。。

 空港についてチームのメーリングリストをチェックした色男のO君が破顔して、「Tさんからメール入ってますわ・・・」とのこと。
 荷物を受け取りに出たTさんは、どこかにパスポートを預けたとして、トルコ空港中を騒がせて探していたとのこと。さんざん探している間に出発時間が来て、その後に自分の鞄の底からパスポートが出てきたのであったとのこと。
 彼は1日遅れで帰国することになったのであった。。。
 

 まあ無事でよかったが、お騒がせな人もいたもんである。

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2010年6月14日 (月)

最終日

 最終戦のホテルへの帰りのバスでセネガルチームと一緒になる。
 セネガルチームの15番が私のバスの横に座り、英語でユニフォームを交換してくれないかと聞いてきたので、快く交換。どう見ても私のユニフォームの方がかっこいいし、高いのだがまあこれも思い出である。

 土曜日の夜は閉会式があった。我がチームはマスターズリーグ22チーム中21位。
 マスターズの決勝戦はコスタリカとメキシコの中米対決で、コスタリカが3-0で勝利。
 私が止められなかったメキシコの6番は、最優秀選手かつ得点王に輝いていた。
 クラッシック(年齢制限無し)の優勝はローマ。プールサイドで見たら全員がクリスティアーノロナウド並の鋼のような肉体。弁護士ではなくもはやアスリート。
 興奮の中、土曜日の夜は更け、翌日の日曜日は早朝に起きて空港へ。

 アンタルヤ空港で時間待ちをしていると、隣の外国人から声をかけられる。会話はカタコト英語。
 「あなたは日本人か」「そうだ」
 「読んでいるのは日本語の本か」「そうだ」
 「左から読むのか右から読むのか」「右から左だ(タテに書いてあるのが珍しいのだろう。ちなみに読んでいた文庫本は司馬遼太郎)」
 「あなたはどこから来たのか」「イタリアからだ。家族を連れて、週末トルコに来てバカンスをしている。」「それはいいね。」
 程度だが。
 折り紙でもあれば鶴を折ってそのイタリア人の子どもにあげたのだが、紙もないので、後は本を読んでいた。

 その後、少し時間があったのでイスタンブール観光へ。
 ガラタタワーを見て、食事をしてガラタ橋へ歩いているところで雨になった。
 雨が強く、やや洪水気味。下が雨のイスタンブールの町並み。
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 その後ガラタ橋のところで売っているサバサンドを食べに行く。サバの塩焼きをパンに挟んで食べるのだが、これがトルコで食べた料理の中では一番美味しかった。

 観光ガイドブックに載っているおやつの丸いゴマリングも買ったが、ゴマの味しかせず、お世辞にも美味しいとはいえなかった。

 少し市場のようなところを回ると、日本語がぺらぺらのトルコ商人もいた。
 あまり購買意欲がそそられず、船に乗って対岸へ。
 マルマラ海を越えて、金閣湾を見つつ対岸へ。そこで食事をして、空港へ。

 空港で買い物をして、出発時間を待っていると、いつまで経っても得点を決めたチーム一の奇人Tさんが来ない。

 皆心配して中に入るのをぎりぎりまで待つ。
 携帯はつながらず、空港でアナウンスしてもらうが出発時間になっても来ない。
 一度出国した後に、空港に忘れ物をしたということで取りに係官と出たのだが、そこで何かトラブルがあったのかと皆不安になる。
 しかし、結局出発時間に彼は来ず、不安を抱えたまま我々はイスタンブール空港を後にしたのであった・・・。

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 サバサンドを焼くおじさん。

 つづく。

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2010年6月11日 (金)

弁護士ワールドカップ6戦目(最終試合)

 6試合目最終試合は、マスターズ最下位をかけて、ベネズエラとの戦いであった。
 ベネズエラもここまで一勝もしていない(確か引き分けもなかったはず)。

 私は前半右サイドハーフとして出場。足を傷めているはずの大阪チームのMさんが右サイドバックからオーバーラップして駆け上がってくる。私はバランスを取りサイドバックのスペースを埋める。
 しかし中々決めてがない。

 左サイドバックのK君がオーバーラップして、右サイドゴール前に大きく展開。私の頭上に来たので、相手のバックと競り合う。その球が、チームの司令塔の大阪チームのTさんの足下に落ちた。これをニアサイドに早いグラウンダーのセンタリング。
 これに大阪チーム一の奇人T弁護士がインサイドで合わせて先制。
 後半私はベンチに退く。
 後半も多数のシュートを打つが決めきれない。相手の攻撃は単調で俊足バックスのM君とS君が危なげないディフェンス。
 何本ものシュートを外したが、1-0で逃げ切った。
 何とか一勝。
 世界で一勝することがこんなにも難しいものだとは思わなかった。
 これで弁護士ワールドカップは大団円を迎えた・・・はずであったが。。。

 つづく。

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2010年6月10日 (木)

弁護士ワールドカップ5戦目

 5試合目は私は出場機会なし。相手はパリであった。
 前半にふわっとした相手のボレーシュートが決まり(外国勢は、シュートがふわっとしていてもゴールの枠にいくのである)、1点を先取される苦しい展開。
 京都弁護士会のM崎選手がセンターバックとして、相手のエース11番をイライラさせてイエローカード2枚で退場させ、流れが一気にこっちに来るかと思いきや、そのまま終了のホイッスル。
 結果、22チーム出場しているチームの中で、ベネズエラと最下位決定戦を行うこととなったのであった・・・。

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2010年6月 9日 (水)

弁護士ワールドカップ4戦目

 弁護士ワールドカップ4戦目は、初戦で対戦しているスペインであった。
 スペインとは一度戦っているので、相手の実力のほども分かっている。
 

 私は前半右サイドハーフで先発。開始からいい感じで攻め続ける。
 左サイドハーフがコーナーキックを取り、コーナーから大阪のU選手がヘッドで待望の今大会初ゴール。盛り上がる我がチーム。
 その後も勢いに乗り攻めかかる。ゴール前の混戦からこぼれた球に私がヘッドで合わせて枠内に飛び、「決まった」と思った瞬間、味方の選手を後ろからスペインの選手が押して、その味方の選手に当たり惜しくもゴールならず。こちらの選手も使いシュートをブロックするとはスペインチームは老かいである。
 さらに攻め続けた時、左からのセンタリングに前の選手二人が空振り。私の前にボールがこぼれ絶好のシュートチャンスであったが、枠を捕らえられなかった。もっとシュート練習をしなければ・・・。
 サイドハーフなので戻って懸命のディフェンスもする。体が印象では2倍でかい選手とペナルティエリア内で競り合い相手のハンドを誘う。中盤で体を入れてボールを奪うなど、今までの試合にない動きが出来たかとは思う。他の選手もよく動き。前半を1対0で折り返す。相手の左サイドバックは何とか押さえきり、得点こそなかったものの仕事は果たしたか。後半私は交代。私の体力では運動量の多いサイドハーフは30分が限界である。

 後半になり、スペインは190センチを越える選手を三枚入れてきた。パワープレイが繰り返される。こちらのセンターバックが懸命のクリア。こちらもカウンターを仕掛けもう少しで得点のシーンも。
 しかし、後半ロスタイムに、不運にもこちらのクリアが相手の左サイドの前にふわりと浮いたのをボレーシュートでたたき込まれた。同点。
 その後頑張って攻めるが、無情のホイッスル。

 一勝が遠い。
 明日はまた試合がない。体を休めてパリ戦に備えよう。

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2010年6月 8日 (火)

パムッカレ

100601_150802  6月1日はオフであった。昨日ヘディングをたたき込まれたあばらが痛い。咳をしても痛い。あばら骨骨折経験者に聞くと、「折れてる可能性あるなあ。」とのこと。
 しかし、人数も少ないし、明日以降の試合にはテーピングをして強行出場することが決定されていた。

 オフのこの日は、パムッカレという石灰岩で出来た温泉に行った。横にヒエロポリスがあり、観光名所である。画像が荒いので少し分かりづらいが、空の青色が映えて温泉が水色である。
 ここは横にあったローマ時代のシアターといい、行ってよかったといえる場所であった。

 ここで皆英気を養い、明日以降のリーグ戦に備えた。

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2010年6月 7日 (月)

弁護士ワールドカップ3戦目

 5月31日に行われた弁護士ワールドカップ3戦目は、昨年クラッシックで優勝しているメキシコがマスターズに参戦してきて、そのメキシコとである。優勝候補の呼び声も高い。しかし、予選リーグ突破のためには負けるわけにはいかない。

 私は前半トップ下として先発。前半を守備的に戦い、後半に勝負をかける戦法であった。
 しかし、前半開始早々にゴール前にふわっと浮いた球を相手がすばらしいボレーシュートを放ち一点先制される。その後、後ろ向きでボールを奪った私が味方にパスを出す先を探すが、パスのだしどころがないため、右サイドにボールをけり出そうとしたところ、ミスキックとなり敵がこのボールを奪う。その後も3点目を奪われた。何とか一点を返そうと、ゴール前に浮いた球に競り合いにヘディングに行く。相手のディフェンスが私のあばらにヘッドをしてきて、これがファールとなる。あばらが痛いが、ゴール正面のいい位置であるが、フリーキックは惜しくもキーパー正面であった。
 その後、ゴール前の混戦から私の前にボールがこぼれてきたので、シュートをねらうが、倒れていた味方が先にシュートをし、これがディフェンスにあたり跳ね返される。
 そして後半へ。後半、私は交代した。30分ハーフだと、半分しか体力が保たないのである。
 後半も何度かカウンターをねらうが、逆に一点を入れられて、4対0で敗戦。

 これで、最下位リーグとなり、残りはあと3試合となってしまった。
 諸々のレギュレーションにより、最下位リーグの対戦相手は初戦を戦ったスペイン(都市はビルボア)、フランス(都市はパリ)ととなった。最下位リーグでリーグ戦を戦い、リーグが二つあるので、それぞれのリーグの同順位同士が戦うというものである。

 明日は中日で休息日である。
 少しでも体を休めたい。

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2010年6月 4日 (金)

弁護士ワールドカップ2戦目

 5月30日に行われた2試合目の相手はコンゴ。コンゴチームが遅刻してきた為、試合時間が4時間後に変更。理由は「疲れているから」ということである。なんて適当なんだコンゴチーム。

 試合が始まり、私は右サイドハーフとして先発。しかし、コンゴチームは黒人特有の驚異的な身体能力を持っていた。日本人同士の対戦では全く体験したことのない異次元のスピードとバネ。前半押しまくられるが、私も出来る範囲で懸命にディフェンスをして何とか0ー0で後半へ。しかし、顔を見ていると若いぞコンゴ。本当にこいつらマスターズなのか。そもそも、コンゴに戸籍制度はあるのか?

 後半は控えに回るが、後半開始早い段階で、味方のバックスよりも1メートルくらい高いと感じる驚異的なジャンプヘッドで先制されてしまう。その後もよく守り、何度かチャンスもあったが、後半終了間際、中央をワンツーで突破され、そのまま驚異的なスピードでこちらのセンターバックを置き去りにしてゴールを許す。。。

 また2対0で敗戦である。このままではダメだ。明日のメキシコ戦に勝つしかない。しかし、メキシコチームは昨年のクラッシック(年齢制限なし)の優勝チームなのであった。今年はメキシコはクラッシックにはエントリーしていないので、マスターズには昨年の優勝メンバーが何人かはいるはずである。
 暗澹たる気分のまま、予選リーグ3試合目へ。。。

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2010年6月 3日 (木)

弁護士ワールドカップ初戦

 5月29日、いよいよ弁護士ワールドカップが開幕した。前日の開会セレモニーは、南米系を中心にお祭り騒ぎであり、やる気も出てくる。

 初戦はスペイン。
 私は右のサイドハーフとして先発して、前半フルタイム出場したが、相手はものすごくでかい。リーガ・エスパニョーラで見ているスペイン人は小さいのに。190センチ以上ある大男が5人もいる。

 前半ものすごいロングスローをゴール前に入れられて1失点した後、後半にもセンタリングが味方のディフェンスにあたりそのままゴールインするアンラッキーな失点もあり、2対0で敗退した。。。。
 後半はおしいシュートも放っていたのだが、惜しくも枠をとらえることが出来なかった。
 明日、頑張って一勝しよう。

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2010年6月 2日 (水)

ビザンチン帝国時代の城壁

100528_145901  トプカピ宮殿の横のビザンチン時代の城壁である。ビザンチン帝国の首都はコンスタンティノープルといい、オスマントルコに攻略されて、イスタンブールと名前が変わった。
 城壁が何重にも巡らされており、難航不落の城塞都市であったが、オスマントルコの攻撃の前に陥落した。

 塩野七生の、コンスタンティノープルの陥落(新潮文庫)にその陥落の経緯が詳しく書かれている。

 古い箇所では4世紀の城壁が保存されているということであるが、オスマントルコ時代の攻撃のためか、相当老朽化しているとこころも目立った。

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2010年6月 1日 (火)

イスタンブール観光

 イスタンブールでは、トルコ定番の朝ご飯を食べてから、現在の共和国建国の英雄が住居していたところを廻る。同じような部屋ばかりで、少し食傷気味だが、オスマン・トルコ時代の財宝がたくさん陳列されており、トオスマン・トルコという国がいかに財力があり、スルタンがその財を一手にしていたかがよくわかる。

 100528_112201_2 その後ブルーモスクへ。ブルーモスクの内部。礼拝の少し前で、イスラム教徒が礼拝を待っていた。
 外に出ると物売りがたくさん寄ってくる。日本人はお金を持っていると思われているのか。

 13時間のフライトのあと観光をして疲れたので、カフェで休憩することにした。

 カフェではアイランというヨーグルトに水を入れてかき混ぜて、塩を入れたものがトルコ名産というので注文してみたが、一度話のネタに飲んだらもういいという味であった。

 左の写真がブルーモスクの内部。

                            これがアイラン。

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 ちなみに、この店では水たばこを吸わせる店であり、私も吸ってみたが、これも一度吸えばもういいわという感じであった。
 昼食はトルコ伝統料理の店にいき、牛肉を大きいナイフでそぎ落とす料理が出てきたのだが、これも世界三大料理といわれる割にはいまいちであった。

 店を出てトプカピ宮殿へ。しかし、見る時間がほとんどなくなってしまっており、結局私は明日以降の試合に備えて体をバスの中で休めることとした。

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