読書日記6月22日
「司馬遼太郎が考えたこと 10」新潮文庫。司馬遼太郎。
司馬遼太郎のエッセイ集。この巻では、司馬が若年の頃憧れた遊牧民族についてのエッセイが多い。司馬はモンゴル学科卒業で、モンゴル語は日本語と文法が同じ(てにをはで言葉をくっつける膠語)なので、東北弁を覚える程度の気安さでモンゴル語は学べるとしているが、日本にモンゴル人力士が多いのは語学が学びやすいためもあるのであろうかと思ったりしている。
「目の壁」新潮文庫。松本清張。
松本清張の長編推理。
いくつか清張の作品を読んできたが、清張はどうも長編よりも中短編に秀作が多く、長編はいまいちな気がしている。話が広がりすぎると、論点というか、前に出していた布石を活かすために収拾がつかなくなる傾向があるのではないかと思う。この作品もそのような印象をもった。
「容疑者Xの献身」文春文庫。東野圭吾。
人からおもしろいと聞いたので購入したが、可もなく不可もなくという読後感。
人物設定が現実からかけ離れていて無理があるし、読者に対して情報を最後まで隠しているところがあり、アンフェアである。推理小説の大原則を破っている。むろん、これは推理小説ではないといわれればそれまでであるが。
| 固定リンク
コメント
突然すみません。
2009.2.3「自転車にひかれた」のブログを読ませて頂きました。
私は今朝、バス停でバスを待っていた時に、猛スピードで走って来たおじさんの自転車にひかれそうになりました。大きい歩道の、しかも法務局前のバス停ですが、小学生の子供が毎朝の通学で利用する場所なので心配です。ヒヤッとした事は何度もあります。自転車にひかれた時、相手が急いでいて止まらなかったら、どうすれば良いのでしょうか?車のナンバーのように、特定するものもないので、結局は泣き寝入りでしょうか。子供にもいざという時の対処を教えたいのですが、自分も分からなくて…。今もまだドキドキしています。
投稿: みゆママ | 2010年6月22日 (火) 08時54分
自転車の場合、逃げられてはどうしようもないことの方が多いと思われます。
たいていは怪我をするほどではないので、衝突したりしてもそのままになってしまいますよね。
自転車の場合は、その場で捕まえるしかないですね。騒いでその運転手を周りの人に取り押さえてもらうとか・・。怪我がひどければ警察を呼ぶことも考えられます。自分で呼べない時は周りの人に呼んでもらうか、自分ではそれも出来ない時は周りの人が呼んでくれることがあり得るかと思います。
あとは携帯を持っている場合は相手の容貌等を写メールで撮影するとかくらいしかないでしょうかね・・。
投稿: 中 隆志 | 2010年6月22日 (火) 17時48分