最終日
最終戦のホテルへの帰りのバスでセネガルチームと一緒になる。
セネガルチームの15番が私のバスの横に座り、英語でユニフォームを交換してくれないかと聞いてきたので、快く交換。どう見ても私のユニフォームの方がかっこいいし、高いのだがまあこれも思い出である。
土曜日の夜は閉会式があった。我がチームはマスターズリーグ22チーム中21位。
マスターズの決勝戦はコスタリカとメキシコの中米対決で、コスタリカが3-0で勝利。
私が止められなかったメキシコの6番は、最優秀選手かつ得点王に輝いていた。
クラッシック(年齢制限無し)の優勝はローマ。プールサイドで見たら全員がクリスティアーノロナウド並の鋼のような肉体。弁護士ではなくもはやアスリート。
興奮の中、土曜日の夜は更け、翌日の日曜日は早朝に起きて空港へ。
アンタルヤ空港で時間待ちをしていると、隣の外国人から声をかけられる。会話はカタコト英語。
「あなたは日本人か」「そうだ」
「読んでいるのは日本語の本か」「そうだ」
「左から読むのか右から読むのか」「右から左だ(タテに書いてあるのが珍しいのだろう。ちなみに読んでいた文庫本は司馬遼太郎)」
「あなたはどこから来たのか」「イタリアからだ。家族を連れて、週末トルコに来てバカンスをしている。」「それはいいね。」
程度だが。
折り紙でもあれば鶴を折ってそのイタリア人の子どもにあげたのだが、紙もないので、後は本を読んでいた。
その後、少し時間があったのでイスタンブール観光へ。
ガラタタワーを見て、食事をしてガラタ橋へ歩いているところで雨になった。
雨が強く、やや洪水気味。下が雨のイスタンブールの町並み。
その後ガラタ橋のところで売っているサバサンドを食べに行く。サバの塩焼きをパンに挟んで食べるのだが、これがトルコで食べた料理の中では一番美味しかった。
観光ガイドブックに載っているおやつの丸いゴマリングも買ったが、ゴマの味しかせず、お世辞にも美味しいとはいえなかった。
少し市場のようなところを回ると、日本語がぺらぺらのトルコ商人もいた。
あまり購買意欲がそそられず、船に乗って対岸へ。
マルマラ海を越えて、金閣湾を見つつ対岸へ。そこで食事をして、空港へ。
空港で買い物をして、出発時間を待っていると、いつまで経っても得点を決めたチーム一の奇人Tさんが来ない。
皆心配して中に入るのをぎりぎりまで待つ。
携帯はつながらず、空港でアナウンスしてもらうが出発時間になっても来ない。
一度出国した後に、空港に忘れ物をしたということで取りに係官と出たのだが、そこで何かトラブルがあったのかと皆不安になる。
しかし、結局出発時間に彼は来ず、不安を抱えたまま我々はイスタンブール空港を後にしたのであった・・・。
サバサンドを焼くおじさん。
つづく。
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