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2010年8月12日 (木)

責任をもった回答をせんかい

 今新しく成年後見人を家裁から選任されて任務を遂行しているが、後見人に本人名義の預金を変更したり、よくわからなくなっている財産などのことで金融機関等に問い合わせをすることがある。
 事務員に問い合わせをしてもらうのだが、その問い合わせ結果を報告してもらい、指示を出す。
 しかし、中には、たぶん問い合わせを受けた担当者が適当に回答をしたという回答がメモで渡される時がある。

 そんなときには私が直接電話をかけて、担当者を一つ一つ納得がいくまで追い詰める。
 先日は保険の内容を教えてもらうのに、遠方の金融機関の窓口まで直接来所してもらわないと回答出来ないというものがあったので、「この根拠は?」と一つ一つ詰めていくと、電話の向こうで担当者の声が震えだして、結果、どこの窓口でもオッケーであるということに最終的にはなった。
 責任をもった回答をして欲しいものである。
 私は職業柄、制度上や趣旨からして対応がおかしいと思うと、その理由を納得がいくまで問い詰めるので、事なきを得たが、これが一般の人が後見人をしているケースであったなら疑うことなく遠方の窓口まで行ったことであろう。
 分からないならいったん保留して、分かる人に問い合わせをして責任をもった回答をして欲しいものである。

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コメント

中先生こんにちは。
先生のおっしゃるとおり、窓口担当者というのは、意外と
根拠を調べもせず、面倒くさいのか、照会すると回答でき
ないと言うことが多いですね。役人でも適当なことを言う輩も
おり、こちらが調べていたからよかったものの、相手の言
うことを鵜呑みにはできないですね。

投稿: 相続人 | 2010年8月14日 (土) 18時08分

本当にそうですね。ご自分で調べられている方は少数派だと思います。

投稿: 中隆志 | 2010年8月16日 (月) 13時38分

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