読書日記8月16日
「ランボー 最後の戦場」 ランボーはこれより前の三部作はすべて観ていたが、これのみ観ていなかったので、今般BSで放送されていたので観た。
内容的にはひねりも何もないので、どうということもなかった。ランボーは確か小学校6年生の時に映画館で観たが、そのアクションと展開の早さに衝撃を受けたものである。それ以降、ランボーを模倣した映画が多数作られた。最初の作品は私もDVDを持っている。
ランボーは実は原作があり、原作ではランボーはトラウトマン大佐に頭を吹っ飛ばされて死ぬのであるが、映画では生き残っている。2作目くらいまではおもしろかったのだが。
「脱出記」ヴィレッジブックス。スラヴォミール・ラヴィッツ著。
無実の罪でシベリアで25年の労役を科された筆者が、仲間とともにシベリアからインドまで歩いた脱出記であり、無茶苦茶おもしろい。メモを取ることも出来なかったであろうから、多少記憶の混乱や誇張は入っていると思うが、何にせよ、シベリアからインドまで徒歩で、しかもゴビ砂漠やヒマラヤをたいした装備もなく踏破したことには間違いがなく、その生きよう、自由になろうというエネルギーにはただ、ただ敬服する。
一読の価値のある話である。私が好きなUMAの話も出てくるかもしれない。
「白い恐怖」ヒッチコックの映画。
主演がイングリット・バーグマン(無茶苦茶綺麗である)、グリゴリーペックという組み合わせの作品だが、サイコスリラー的な作品となっている。ただ、その謎解きはイマイチだと感じた。
「ジョーズ2」「ジョーズ3」
先日ジョーズを観たので、2と3も観た。ただ、2も3も最初の作品に比べるとドキドキハラハラ感がない。スピルバーグの監督としての力量の差のであろうか。
監督はスピルバーグではないし、初代ジョーズで巨大ザメを倒したロイ・シャイダー扮する警察署長は2までの登場で、3では警察署長の息子が主人公となっている。
「歴史を紀行する」文春文庫。司馬遼太郎。
司馬遼太郎が歴史のある日本の土地を紀行して描くエッセイ。
土佐には昔鯉がおらず、本土から鯉を養殖したとか(それだけ隔絶していたのであろう)、佐賀県には汚職なしとか(今の世の中だとどうだかわからないが)、京都人の冗談はどこまでが本当でどこまでが冗談か分からないとか、その土地土地の歴史に触れつつ、軽妙に紀行の模様が語られる。
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